食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06580381535
タイトル 英国毒性委員会(COT)、「欧州食品安全機関のΔ8-THCに関する意見書草案 ? Δ8-THCに対する健康影響に基づく指標値の導出」を公表 (後半2/2)
資料日付 2025年9月1日
分類1 -
分類2 -
概要(記事) (前半の内容:https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu06580380535)

《HBGVの設定》
 2025年のEFSAのΔ8-THCに関する意見書では、CONTAMパネルが2015年に設定したARfD・1 μg Δ9-THC/kg体重は依然として有効であると確認され、当該意見書において、Δ9-THCは再評価されていない。Δ9-THCとΔ8-THCの作用機序及び影響の類似性から、Δ9-THCに対して導出されたARfDを両化合物に対する複合グループARfDとして適用可能と見なすことは適切であると判断されている。よって、ばく露量はΔ9-THC及び8-THCの総計として算出される。
《含有量分析における不確実性》
 CONTAMパネルは、主要な不確実性は、Δ8-THCに関するデータ及びΔ8-THCとΔ9-THCの同時発生に関するデータにあることを認めている。著しい不確実性は、植物性カンナビノイド類を検出するために用いられた分析手法から生じている。適用される基準では、再現性条件下において25%の相対標準偏差(測定不確実性50%に相当)が要求されるが、古いデータセットや経験の浅い試験所にて生成されたデータは、当該基準を満たしていなかった可能性がある。そのため、信頼性の低い推定濃度が算出された可能性がある。さらに、Δ8-THCの定量に影響を与える分析上のアーティファクトにより、Δ8-THC含有量が過小評価あるいは過大評価された可能性がある。
 別の不確実性の要因は、報告された定量下限(LOQs)の範囲が広く、分析法や食品カテゴリーに応じて、2 - 10,000 μg/kgに渡っていた点である。LOQsが高い場合、中でも、カンナビノイド類が含有される可能性が高い食品カテゴリーにおいては、ばく露量推定値の上限(UB)に影響を及ぼすことになる。
 一部の製品ではカンナビノール(CBN)及び/又はCBD抽出物の含有が明示的に記録されていたが、他の食品サンプルにも同様の抽出物が含有されていたにも関わらず開示されていなかった可能性がある。
 最後に、左側検閲データが多数存在していたため、複数の食品カテゴリーに渡り、下限(LB)推定値及び上限(UB)推定値に大きな差異が生じていた。この不一致は、Δ8-THCを含有する可能性が高いヘンプシードオイルや食品サプリメント等の製品において特に顕著であった。
《議論》
 事務局は以下の点に留意している。
 ・ EFSAのパネルが設定したARfD・1 μg/kg体重/日は、Δ8-THC及びΔ9-THCの総計値に対するものである。したがって、これはEFSAの現行基準であるΔ9-THC/Δ9-THCA対するARfD(1 μg/kg体重)からの引き下げとなる。
 ・ 当該参照値では、他の前駆体や他のカンナビノイド類(THCA等)に関しては言及されない。
 ・ 事務局は、分析データ及び検出手法の感度に重大な限界がある点を指摘する。よって、算出される含有量は、食品中に含有されるΔ8-THCに対する実際のヒトのばく露量を反映していない可能性がある。
《COTに検討を要請する質問》
 i) COTとして、公開協議に向けEFSAに提出する意見はあるか。
 ii) 各委員は、その他の意見があるか。
 (注) 本文書はディスカッションを目的とする。COTの意見を示すものではなく、引用されるべきではない。
 本声明案の全文は以下より入手可能。
https://cot.food.gov.uk/sites/default/files/2025-09/TOX-2025-33%20Draft%20EFSA%20on%20%CE%94%208%20THC%20%20Derivation%20of%20a%20Health%20Based%20Guidance%20Value%20ACC%20V%20SO.pdf
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) 英国毒性委員会(COT)
情報源(報道) 英国毒性委員会(COT)
URL https://cot.food.gov.uk/Introduction%20-%20EFSA%20Draft%20opinion%20on%20%CE%94%E2%81%B8-THC