食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06490450106 |
タイトル | 米国農務省食品安全検査局(USDA-FSIS)、生の家きん肉製品のためのサルモネラ枠組み(Salmonella Framework for Raw Poultry Products)案を撤回することを公表 |
資料日付 | 2025年4月24日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 米国農務省食品安全検査局(USDA-FSIS)は4月24日、特別警告(Special Alert)として、生の家きん肉製品のためのサルモネラ枠組み(Salmonella Framework for Raw Poultry Products)案を撤回することを公表した。概要は以下のとおり。 FSISは、家きん製品に関連するサルモネラ属菌の疾病に対処するためのアプローチをさらに評価するために、2024年8月7日に公表された「生の家きん製品のためのサルモネラ枠組み(Salmonella Framework for Raw Poultry Products)」と題する規則案及び決定案を撤回する。FSISは、2025年1月17日に締め切られた意見募集期間中に受け取った意見を踏まえ、さらなる検討が必要であると判断した。ステークホルダーから受け取った意見に基づいて、FSISは現在の家きんのサルモネラ属菌の目標達成基準(performance standard)を更新する必要があるかどうかを評価する。連邦官報で公表される通知の全文を参照のこと。 本件に関する官報(4月25日付け)のPDFファイルは、以下のURLから入手可能。 https://www.govinfo.gov/content/pkg/FR-2025-04-25/pdf/2025-07187.pdf (以下、同官報の補足情報より抜粋) 2024年8月7日、FSISは連邦官報において「生の家きん製品のためのサルモネラ枠組み(Salmonella Framework for Raw Poultry Products)」(89 FR 64678)と題する規則案及び決定案を発表した。この枠組み案は、家きん肉製品に関連するサルモネラ属菌の疾病の減少を目標としている。この提案では、特定のサルモネラ属菌レベル及び血清型で汚染された生の鶏と体、鶏肉部位、鶏挽肉、七面鳥挽肉製品は、家きん製品検査法(PPIA)(21 U.S.C. 453 et seqq.)で定義される不良品(adulterated)であるとするFSISの決定案を発表している。FSISはこれらのサルモネラ属菌レベルと血清型に基づいて最終製品基準を設定することを提案した。FSISはまた、9 CFR 381.65(g)の規制を改正し、全ての家きん処理施設に対し、と殺及び解体作業全体を通して腸内病原体による汚染を防止するための書面の手順書を作成、実施、維持することを義務付け、これらの手順書には統計的工程管理(SPC)モニタリング手法を取り入れた微生物モニタリングプログラム(MMP)を含めなければならないことを明確化し、予冷(pre-chill)ではなく再吊り下げ(rehang)での検体採取を義務付け、また全ての施設が再吊り下げ(rehang)と冷却後(post-chill)でペアサンプリングを行うことを義務付けることを提案した。FSISは、9 CFR 381.65(h)の記録保持要件を改正し、事業所が微生物モニタリングの検体採取結果をFSISに電子的に提出することを義務付けることを提案した。FSISは、家きんの受入時にその家きん群がサルモネラ属菌の所定の目標レベルを満たすことを求める案を検討していた。しかし、提案の公表時点では、受入段階での検査結果に対する基準値の使用は研究では支持されておらず、多くの小規模な家きん生産者や加工業者は、そのようなアプローチは過度の負担を強いられることになると述べていた。そのため、当該枠組み案は、納入される鳥類のサルモネラ属菌負荷を減らすための非規制的アプローチに焦点が当てられていた。 2025年1月17日に締め切られた意見募集期間中に、FSISは当該枠組み案に関する7,089件の意見を受け取った。意見の多くは組織的な書簡キャンペーンの一環として提出されたもので、1,415件は独自の意見書であった。FSISは、家きん・食肉業界団体、小規模家きん生産者・加工業者団体、大規模・小規模家きん加工施設、消費者擁護団体、学術界メンバー、科学技術業界団体、診断検査事業者、外国の組織・企業(政府、食鳥加工業者、輸入業者)、法学生、州の農務局及び州代表者、連邦議会議員、リスク評価事業者を含む様々なステークホルダーから実質的な意見を受け取った。最終製品基準を提案するFSISの法的権限、最終製品基準に関する提案されたサルモネラ属菌レベルと血清型、SPCモニタリングの使用案、当該枠組み案の裏付けに使用された科学的・技術的情報、当該枠組み案の潜在的な経済的影響、当該枠組み案が小規模家きん生産者と加工業者に及ぼす潜在的な影響について、肯定的・否定的意見を含め、多くのコメントが寄せられた。また、家きん製品に関連するサルモネラ属菌の疾病に対処するための当該枠組み案以外の代替アプローチを提案するコメントも複数あった。 FSISは引き続き家きん製品に関連するサルモネラ属菌の疾病を減少させるという目標を支持するが、受け取った意見にはさらなる検討を必要とするいくつかの重要な問題が提起されていると考えている。したがって、FSISは、家きん製品に関連するサルモネラ属菌の疾病に対処するためのアプローチをさらに評価できるよう、「生の家きん肉製品のためのサルモネラ枠組み(Salmonella Framework for Raw Poultry Products)」規則案及び決定案を撤回する。 (※補足)本件に関するFSISの2024年7月29日付けの情報は以下のURLから閲覧可能。 https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu06330550106 |
地域 | 北米 |
国・地方 | 米国 |
情報源(公的機関) | 米国/食品安全検査局(FSIS) |
情報源(報道) | 米国食品安全検査局(FSIS) |
URL | https://www.fsis.usda.gov/news-events/news-press-releases/special-alert-constituent-update-april-24-2025 |