評価書詳細

項目 内容 添付資料ファイル
評価案件ID kya03120816930 -
評価品目名 スルフォンアミド系合成抗菌剤(薬剤耐性菌) -
評価品目分類 薬剤耐性菌 -
用途 動物用医薬品、 飼料添加物 -
評価要請機関 農林水産省 -
評価要請文書受理日 2003年12月8日
評価要請の根拠規定 食品安全基本法第24条第3項 -
評価目的 抗菌性物質が動物用医薬品又は飼料添加物として家畜等に使用された場合に選択される薬剤耐性菌について -
評価目的の具体的内容 - -
評価結果通知日 2021年6月22日 -
評価結果の要約 1.家畜に使用するスルフォンアミド系合成抗菌剤単剤に係る薬剤耐性菌に関する食品健康影響評価の結果
(1)スルフォンアミド系合成抗菌剤単剤が家畜(牛、馬、豚及び鶏)に使用された結果として出現し、食品を介してヒトの健康上の危害因子となる可能性のある薬剤耐性菌はないと判断した。
(2)したがって、家畜にスルフォンアミド系合成抗菌剤単剤を使用することにより選択された薬剤耐性菌が、食品を介してヒトの健康に影響を与える可能性は無視できる程度と考えた。
(3)なお、薬剤耐性菌に関する詳細な情報について、現時点では十分とはいえないことから、リスク管理機関である農林水産省において、適正使用や使用量等のモニタリング等を継続して実施するとともに、引き続き情報の収集に努めるべきと考える。

2.家畜に使用するスルフォンアミドとトリメトプリム又はオルメトプリムの配合剤(以下「ST合剤等」という。)に係る薬剤耐性菌に関する食品健康影響評価の結果
(1)評価対象ST合剤等が、動物用医薬品として牛、豚及び鶏に使用された結果としてハザードである黄色ブドウ球菌又は大腸菌が選択され、牛、豚及び鶏由来の畜産食品を介してヒトがハザードにばく露され、ヒト用抗菌性物質による治療効果が減弱又は喪失する可能性は否定できないが、リスクの程度は低度であると考えた。
(2)薬剤耐性菌については、現時点では詳細な科学的知見や情報が必ずしも十分とはいえず、リスク評価の手法についても最新の知見を踏まえた見直しを随時行うことが重要と考えるため、国際機関における検討状況等を含め新たな科学的知見・情報の収集が必要である。
(令和3年6月22日府食第369号)
評価結果の要約補足 - -