メールマガジン 第531号

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内閣府 食品安全委員会e−マガジン 第531号 平成30年1月17日
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┃今週の話題┃
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★食品安全モニター募集中![応募締切:平成30年2月5日(月)午前10時]
http://www.fsc.go.jp/monitor/bosyu/30bosyu.html

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1.年頭所感
内閣府食品安全委員会委員長
佐藤 洋
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謹んで新年の御挨拶を申し上げます。
食品安全委員会は、我が国の食品安全を確保するため、リスクアナリシスの考え方に基づいて、客観的かつ中立公正な立場からリスク評価を行う機関です。これまでに、約2,400件を超える評価書を取りまとめてきました。

昨年は、食品安全委員会において、リスク評価に関する新たな方向性や枠組みが示された年でした。
まず、昨年7月、報告書「新たな時代に対応した評価技術の検討〜化学物質の毒性評価のための(Q)SAR及びRead acrossの利用〜」を取りまとめました。(Q)SARやRead acrossは、なじみのない言葉かもしれませんが、化学物質の構造などを参考に、その物質の毒性等をコンピュータで推定する方法のことです。今後、この報告書を基に具体的な活用方法の検討等を進めてまいります。
また、ビタミンやミネラル等の栄養成分関連添加物や、添加物として用いる酵素及びに加工助剤(殺菌料及び抽出溶媒)について、新たな指針の策定や既存の指針の改訂を行いました。これらの指針を基にそれぞれの物質の特性を考慮し、より国際的な整合性も取ったリスク評価を実施してまいります。
他にも、六価クロム、香料及びアレルゲンを含む食品の審議を行うため3つのワーキンググループを新設しました。アレルゲンを含む食品に関するワーキンググループでは、アレルゲンを含む食品に関する表示等について、科学的検証を実施してまいります。
さらに、食品安全委員会は、ホームページやFacebook、季刊誌など多様な媒体を通じ、食品の安全性に関する情報を発信しています。また、食品安全に関する科学的基礎知識を消費者向けに説明する「みんなのための食品安全勉強会」とリスク評価書を事業者向けに解説する「精講:食品健康影響評価」の2講座を新設しました。みんなのための食品安全勉強会では、昨年、カフェインをテーマに開催し好評をいただきましたので、今年3月までに再度開催する予定です。ぜひ、ご参加ください。

本年は、食品安全委員会設立から15周年を迎えますが、食品の安全性を脅かす問題は日々新たに生じます。食品安全委員会は、国民の皆様に一層信頼される機関になるよう、引き続き、国民の健康保護を最優先に、食品の安全性の確保に向けて、リスク評価とリスクコミュニケーションに取り組んでいく所存です。
新しい年が、皆様にとって幸多き年となりますよう、心よりお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

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2.食品安全委員会などの開催結果
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■第680回食品安全委員会
http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20180116fsc
日時:平成30年1月16日(火)
議事概要:
(1)食品安全基本法第24条の規定に基づく委員会の意見の聴取に関するリスク管理機関からの説明について
・添加物 1品目
・二炭酸ジメチル
・厚生労働省から説明。
・本件について、添加物専門調査会で審議することとなった。

(2)農薬専門調査会における審議結果について
・「アクリナトリン」に関する審議結果の報告と意見・情報の募集について
・「クロルピリホス」に関する審議結果の報告と意見・情報の募集について
・吉田委員及び事務局から説明。
・取りまとめられた評価書案について、意見・情報の募集手続に入ることとし、得られた意見・情報の整理、回答案の作成及び評価書案への反映を農薬専門調査会に依頼することとなった。

(3)肥料・飼料等専門調査会における審議結果について
・「オキシテトラサイクリン塩酸塩を有効成分とするふぐ目魚類の飼料添加剤(13剤)(再審査)」に関する審議結果の報告と意見・情報の募集について
・山本委員及び事務局から説明。
・取りまとめられた評価書案について、意見・情報の募集手続に入ることとし、得られた意見・情報の整理、回答案の作成及び評価書案への反映を肥料・飼料等専門調査会に依頼することとなった。

(4)遺伝子組換え食品等専門調査会における審議結果について
・「Escherichia coli K-12 DM235.0株を利用して生産されたL-トレオニン」に関する審議結果の報告と意見・情報の募集について
・佐藤委員長及び事務局から説明。
・取りまとめられた評価書案について、意見・情報の募集手続に入ることとし、得られた意見・情報の整理、回答案の作成及び評価書案への反映を遺伝子組換え食品等専門調査会に依頼することとなった。

(5)食品安全基本法第24条の規定に基づく委員会の意見について

・食品衛生法第11条第3項の規定に基づき人の健康を損なうおそれのないことが明らかであるものとして厚生労働大臣が定める物質(対象外物質)「カプリン酸グリセリル」に係る食品健康影響評価について
・事務局から説明。
・「カプリン酸グリセリルは、農薬として想定しうる使用方法に基づき通常使用される限りにおいて、食品に残留することにより人の健康を損なうおそれのないことが明らかであると考えられる。」との審議結果が了承され、リスク管理機関(厚生労働省)に通知することとなった。

・動物用医薬品「フルメキン」に係る食品健康影響評価について
・事務局から説明。
・「フルメキンの一日摂取許容量(ADI)を0.071 mg/kg 体重/日と設定する。」との審議結果が了承され、リスク管理機関(厚生労働省)に通知することとなった。

・動物用医薬品「ペグボビグラスチムを有効成分とする牛の免疫賦活剤(イムレスター)」に係る食品健康影響評価について
・事務局から説明。
・「ペグボビグラスチムを有効成分とする牛の免疫賦活剤(イムレスター)が適切に使用される限りにおいて、食品を通じてヒトの健康に影響を与える可能性は無視できる程度と考えられる。」との審議結果が了承され、リスク管理機関(農林水産省)に通知することとなった。

(6)食品健康影響評価の結果に基づく施策の実施状況の調査結果について(第22回:平成29年9月30日時点)
・事務局から報告。

(7)食品安全委員会の運営について(平成29年10月〜12月)
・事務局から報告。

■専門調査会
○第71回農薬専門調査会評価第二部会(非公開)
日時:平成30年1月11日(木)
議題:ランコトリオンナトリウム塩
http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20180111no1

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3.食品安全委員会の開催案内
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■第681回食品安全委員会
日時:平成30年1月23日(火)14:00〜
議題等:平成30年1月18日(木)15:00頃にホームページに掲載予定

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4.平成30年度 食品安全モニター募集中!
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平成30年度食品安全モニターの応募締切まで、3週間を切りました。まだ応募されていない方はお急ぎください!

※食品安全モニターとは、食品の安全に関して広く国民の皆様からご意見・提案を受けるために、内閣府食品安全委員会が依頼するものです。今回は、150名程度を募集します。
(1)活動内容
[1]食品の安全に関する報告及び提案
[2]アンケート等への協力(年1回程度)
[3]食品の安全に関する情報の地域の方々への提供(日常生活を通じて可能な範囲でお願いします)
[4]食品安全モニターに対する研修への参加(e-ラーニングを実施する予定です)
など

(2)応募締切
平成30年2月5日(月)午前10時

応募資格や応募方法などの詳細はこちらをご覧ください。
http://www.fsc.go.jp/monitor/bosyu/30bosyu.html

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