メールマガジン 第452号

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内閣府 食品安全委員会e−マガジン 第452号 平成28年4月6日
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(今号の総文字数:約5,000字)
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┃今週の話題┃
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★加熱時に生じるアクリルアミドに関連する情報
http://www.fsc.go.jp/osirase/acrylamide1.html

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【目次】

1.食品安全委員会などの開催結果
・第601回食品安全委員会

★専門調査会における審議結果
・農薬専門調査会「イミダクロプリド」
・農薬専門調査会「エトキサゾール」
・農薬専門調査会「グリホサート」
・農薬専門調査会「テブフェノジド」
・農薬専門調査会「トリフルミゾール」
・農薬専門調査会「ニテンピラム」
・農薬専門調査会「ピカルブトラゾクス」
・農薬専門調査会「フルジオキソニル」
・農薬専門調査会「プロヒドロジャスモン」
・農薬専門調査会「ブロマシル」

★食品安全基本法第23条第1項第2号の規定に基づき委員会が自ら行う食品健康影響評価について
・「加熱時に生じるアクリルアミド」について

★評価結果の通知
・農薬「フルオピコリド」
・農薬及び動物用医薬品「フィプロニル」

★食品安全関係情報(3月5日〜3月17日収集分)

2.食品安全委員会の開催案内
・第602回食品安全委員会

3.お知らせ(食品安全等に関するメールマガジンのご案内)

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1.食品安全委員会などの開催結果
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■第601回食品安全委員会
日時:平成28年4月5日(火) 14:00〜15:40 
傍聴者:10名
議事概要:
(1)農薬専門調査会における審議結果について
【審議結果の報告と意見・情報の募集】
[1]「イミダクロプリド」
[2]「エトキサゾール」
[3]「グリホサート」
[4]「テブフェノジド」
[5]「トリフルミゾール」
[6]「ニテンピラム」
[7]「ピカルブトラゾクス」
[8]「フルジオキソニル」
[9]「プロヒドロジャスモン」
[10]「ブロマシル」
・取りまとめられた評価書(案)について、意見・情報の募集手続きに入ることが了承された。
*[1]殺虫剤で、稲、トマト等に使用します。今回、食用ゆり、ごま等への適用拡大申請がされています。また、飼料中の残留基準の設定が要請されています。
*[2]殺虫・殺ダニ剤で、茶、みかん等に使用します。動物用医薬品としても用いられます。今回、しそ及びきく(葉)への適用拡大申請がされています。
*[3]除草剤で、稲、キャベツ等に使用します。今回、小麦、キャベツ等への新規登録申請及びだいず等へのインポートトレランス申請がされています。ポジティブリスト制度導入に伴う残留基準(いわゆる暫定基準)が設定されています。
また、飼料中の残留基準の設定が要請されています。
*[4]殺虫剤で、稲、だいず等に使用します。今回、さといも、ねぎ等への適用拡大申請がされています。
*[5]殺菌剤で、稲、りんご等に使用します。今回、セルリーへの適用拡大申請がされています。
*[6]殺虫剤で、稲、トマト等に使用します。今回、たまねぎへの適用拡大申請がされています。ポジティブリスト制度導入に伴う残留基準(いわゆる暫定基準)が設定されています。
*[7]殺菌剤で、今回、稲、だいこん等への新規登録申請がされています。
*[8]殺菌剤で、稲、トマト等に使用します。今回、ぶどうへの適用拡大申請、魚介類への基準値設定の要請及びその他のきく科野菜へのインポートトレランス申請がされています。
*[9]植物成長調整剤で、りんご、ぶどう(巨峰)及び温州みかんに使用します。今回、かんきつ(温州みかん、清見を除く)及び清見への適用拡大申請がされています。
*[10]除草剤で、温州みかん及びパイナップルに使用します。ポジティブリスト制度導入に伴う残留基準(いわゆる暫定基準)が設定されています。

(2)食品安全基本法第23条第1項第2号の規定に基づき委員会が自ら行う食品健康影響評価について
・「加熱時に生じるアクリルアミド」について
以下の審議結果が了承され、リスク管理機関(厚生労働省、農林水産省、消費者庁及び環境省)へ通知することとなった。
・日本人における食事由来のアクリルアミド摂取による非発がん影響について、一定のばく露マージンが確保されていることから極めてリスクは低いと判断した。また、発がん影響のリスクについては、疫学研究において、職業性ばく露等の高ばく露集団も含め、アクリルアミドばく露量とがんの発生率との関連に一貫した傾向はみられていないことから、ヒトにおける健康影響は明確ではないが、動物実験から求めたBMDL10と日本人の食品からのアクリルアミドの推定摂取量から算出したばく露マージンが十分ではないことから、公衆衛生上の観点から懸念がないとは言えないと判断した。このため、ALARAの原則に則り、引き続き合理的に達成可能な範囲で、できる限りアクリルアミドの低減に努める必要がある。

(3)食品安全基本法第24条の規定に基づく委員会の意見について
【食品健康影響評価】
以下の審議結果が了承され、リスク管理機関(厚生労働省及び農林水産省)へ通知することとなった。
[1]農薬「フルオピコリド」
・フルオピコリドの
一日摂取許容量(ADI)を0.079 mg/kg 体重/日、急性参照用量(ARfD)を1 mg/kg 体重、フルオピコリドの代謝物である2,6-ジクロロベンズアミドの一日摂取許容量(ADI)を0.047 mg/kg 体重/日、急性参照用量(ARfD)を0.52 mg/kg 体重と設定する。
[2]農薬及び動物用医薬品「フィプロニル」
・一日摂取許容量(ADI)を0.00019 mg/kg 体重/日、急性参照用量(ARfD)を0.02 mg/kg 体重と設定する。
*[1]殺菌剤で、ばれいしょ、たまねぎ等に使用します。今回、かんきつへの適用拡大申請がされています。
*[2]殺虫剤で、稲、さとうきび等に使用します。今回、残留農薬基準(ばれいしょ、さとうきび等)の変更に関する評価要請がなされています。

(注)*の記述は、物質の概要です。    

(4)食品安全関係情報(3月5日〜3月17日収集分)について
・事務局から報告。
・米国食品安全・応用栄養センター(CFSAN)が発表した、食品中のアクリルアミドの低減方法に関する業界向け最終ガイダンスの概要を報告。

詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20160405fsc

■専門調査会 【器具・容器包装】【栄養成分関連添加物WG】

○第42回器具・容器包装専門調査会  
日時:平成28年3月30日(水) 10:00〜12:07
議題:(フタル酸ジオクチル(DNOP))
http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20160330ky1

○第1回栄養成分関連添加物ワーキンググループ  
日時:平成28年3月30日(水) 14:00〜17:03
議題:
(1)専門委員の紹介
(2)ワーキンググループの運営等について
(3)座長の選出
(4)炭酸カルシウム
http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20160330so1

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2.食品安全委員会の開催案内
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■第602回食品安全委員会
日時:平成28年4月12日(火) 14:00〜
場所:食品安全委員会 大会議室
議題:平成28年4月7日(木) 15:00頃にホームページに掲載予定

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3.お知らせ(食品安全等に関するメールマガジンのご案内)
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