食品安全委員会e−マガジン 第404号

食品安全委員会e−マガジン 第404号

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内閣府 食品安全委員会e−マガジン 第404号 平成27年3月18日
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(今号の総文字数:約7,360字)

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┃今週の話題┃
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★高濃度にジアシルグリセロール(DAG)を含む食用油等に関連する情報
http://www.fsc.go.jp/sonota/dag/dag_index.html

★ホームページのリニューアルについて
http://www.fsc.go.jp/osirase/annai_homepage_20150323_new.html

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【目次】
1.食品安全委員会などの開催結果
第553回食品安全委員会

★食品安全基本法第11条第1項第1号の食品健康影響評価を行う
ことが明らかに必要でないときについて
・肥料検査法の変更(主成分等の測定方法の変更)

★評価の要請
・農薬3品目
・動物用医薬品5品目
・飼料添加物2品目
・食品衛生法第11条第3項の規定に基づき、人の健康を損なうお
それのないことが明らかであるものとして厚生労働大臣が定める物
質1品目

★専門調査会における審議結果
・添加物専門調査会「1-メチルナフタレン」
・新開発食品専門調査会「葛のめぐみ」

★評価結果の通知
・農薬「フルピラジフロン」

★食品安全関係情報(2月14日〜2月27日収集分)

[2]専門調査会
・第120回農薬専門調査会幹事会
・第121回農薬専門調査会幹事会(非公開)
・第60回微生物・ウイルス専門調査会
・第176回動物用医薬品専門調査会
 
2.食品安全委員会などの開催案内
・第554回食品安全委員会
・専門調査会

3.ホームページのリニューアル

4.お知らせ(食品安全等に関するメールマガジンのご案内)

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1.食品安全委員会などの開催結果
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■第553回食品安全委員会
日時:平成27年3月17日(火) 14:00〜16:15
傍聴者:13名
議事概要:
(1)食品安全基本法第11条第1項第1号の食品健康影響評価を行う
ことが明らかに必要でないときについて
・肥料検査法の変更(主成分等の測定方法の変更)
・農林水産省から説明
・食品安全基本法第11条第1項第1号の食品健康影響評価を行う
ことが明らかに必要でないときに該当することが確認された。

(2)食品安全基本法第24条の規定に基づく委員会の意見の聴取に関
するリスク管理機関からの説明について
[1]農薬3品目
{1}オキサチアピプロリン
{2}フルオピコリド
{3}マラチオン
・厚生労働省から説明
・「オキサチアピプロリン」、「フルオピコリド」については農薬
専門調査会において調査審議を行うこととなった。
・「マラチオン」については、「食品安全委員会が既に食品健康影
響評価の結果を有している評価対象について、食品安全基本法第
24条の規定に基づき意見を求められた場合の取扱いについて」の
1の(1)の「委員会が、関係各大臣から提出された資料等により新た
な科学的知見の存在を確認できないときは、食品安全基本法第11
条第1項第2号に該当するものと認められる旨を関係各大臣に通知
することができるものとする。」という規定に基づき、その旨を厚
生労働大臣に通知することとなった。
*{1}殺菌剤で、今回、ばれいしょ、トマト、ぶどう等への新規登
録申請がされています。
*{2}殺菌剤で、ばれいしょ、たまねぎ、ぶどう等に使用します。
今回、かんきつへの適用拡大申請がされています。
*{3}殺虫剤で、稲、だいず等に使用します。ポジティブリスト制
度導入に伴う暫定基準(いわゆる暫定基準)が設定されています。
[2]動物用医薬品5品目
{1}ツラスロマイシン
・厚生労働省から説明
{2}ツラスロマイシンを有効成分とする牛の注射剤(ドラクシンC)
{3}2-10-性腺刺激ホルモン放出ホルモン類縁体・ジフテリアトキソ
イド結合物を有効成分とする牛の注射剤(ボプリバ)
{4}イベルメクチン及びプラジクアンテルを有効成分とする馬の経
口投与剤(エクイマックス)の再審査について
{5}dークロプロステノールを有効成分とする牛及び豚の注射剤(ダ
ルマジン)の再審査について
・農林水産省から説明
・「ツラスロマイシン」については肥料・飼料等専門調査会におい
て調査審議を行うこととなった。また、「ツラスロマイシンを有効
成分とする牛の注射剤(ドラクシンC)」については、肥料・飼料等
専門調査会のほか、肥料・飼料等/微生物・ウイルス合同専門調査
会(薬剤耐性菌に関するワーキンググループ)においても審議するこ
ととなった。
・「2-10-性腺刺激ホルモン放出ホルモン類縁体・ジフテリアトキ
ソイド結合物を有効成分とする牛の注射剤(ボプリバ)」については
動物用医薬品専門調査会において調査審議を行うこととなった。
・「イベルメクチン及びプラジクアンテルを有効成分とする馬の経
口投与剤(エクイマックス)」、「dークロプロステノールを有効成
分とする牛及び豚の注射剤(ダルマジン)」については、今後、委員
会において審議を行い、必要に応じて評価書を改訂することとなっ
た。
*{1}マクロライド系抗生物質です。
*{2}牛の細菌性肺炎の治療に用いられます。
*{3}牛の発情行動の抑制に用いられます。
*{4}馬の大円虫、小円虫、馬回虫及び条虫の駆除に用いられます。
*{5}牛の発情周期の同調、卵巣疾患の治療、豚の分娩誘発に用い
られます。
[3]飼料添加物2品目
{1}アビラマイシン
{2}モネンシン
・農林水産省から説明
・「アビラマイシン」については、食品安全基本法第11条第1項
第2号の人の健康に及ぼす悪影響の内容及び程度が明らかであると
きに該当することが確認された。
・「モネンシン」については、今後、委員会において審議を行い、
必要に応じて評価書を改訂することとなった。
*{1}オルトソマイシン系抗生物質で、豚及び鶏等の飼料添加物と
して指定されています。
*{2}ポリエーテル系の抗生物質で、国内では飼料添加物として指
定されています。海外では、動物用医薬品としても使用されます。
[4]食品衛生法第11条第3項の規定に基づき、人の健康を損なうお
それのないことが明らかであるものとして厚生労働大臣が定める物
質1品目
・ラクトフェリン
・厚生労働省から説明
・「ラクトフェリン」については、食品安全基本法第11条第1項
第2号の人の健康に及ぼす悪影響の内容及び程度が明らかであると
きに該当することが確認された。
*牛の分娩直後の乳房炎発生率の低減に用いられる動物用医薬品で、
対象外物質(人の健康を損なうおそれのないことが明らかであるも
の)として厚生労働大臣が定めることについて、意見が求められて
います。

(3)添加物専門調査会における審議結果について
【審議結果の報告と意見・情報の募集】
・「1-メチルナフタレン」
・取りまとめられた評価書(案)について、意見・情報の募集手続き
に入ることが了承された。
*香料として使用されます。

(4)新開発食品専門調査会における審議結果について
【審議結果の報告と意見・情報の募集】
・「葛のめぐみ」
・取りまとめられた評価書(案)について、意見・情報の募集手続き
に入ることが了承された。
*葛の花エキスを関与成分とし、お腹の脂肪が気になる方、お腹周
りやウエストサイズが気になる方、体脂肪が気になる方、肥満が気
になる方に適する旨を特定の保健の用途とする葛の花エキス加工品
です。

(5)食品安全基本法第24条の規定に基づく委員会の意見について
【食品健康影響評価】
以下の審議結果が了承され、リスク管理機関(厚生労働省)へ通知す
ることとなった。
・農薬「フルピラジフロン」
・一日摂取許容量を0.031 mg/kg 体重/日、急性参照用量を
0.35 mg/kg 体重と設定する。
*殺虫剤で、今回、稲への新規登録申請がされています。

(注)*の記述は、物質の概要です。

(6)食品安全関係情報(2月14日〜2月27日収集分)について
・事務局から報告。
・欧州食品安全機関(EFSA)及び欧州疾病予防管理センター(FCDC)が
公表した、2013年の欧州における薬剤耐性菌調査結果のインフォグ
ラフィックに関する報告書の概要について報告。
http://www.fsc.go.jp/iinkai/hazard/kai20150317_553sfc.pdf

詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20150317sfc

■専門調査会【農薬】【微生物・ウイルス】【動物用医薬品】

○第120回農薬専門調査会幹事会
日時:平成27年3月12日(木) 14:02〜15:57
議題:(イソキサフルトール、ジエトフェンカルブ、テプラロキシジ
ムほか4品目)
http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20150312no1

○第121回農薬専門調査会幹事会(非公開)
日時:平成27年3月12日(木) 16:10〜17:23
議題:(アミスルブロム、エトフェンプロックス)
http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20150312no2

○第60回微生物・ウイルス専門調査会
日時:平成27年3月13日(金) 13:30〜15:19
議題:
(1)平成24〜25年度食品健康影響評価技術研究 研究結果報告
(2)クドア属粘液胞子虫の食品健康影響評価について
http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20150313bv1

○第176回動物用医薬品専門調査会
日時:平成27年3月16日(月) 14:00〜16:29
議題:(メトクロプラミド)
http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20150316do1

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2.食品安全委員会などの開催案内
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■第554回食品安全委員会
日時:平成27年3月24日(火) 14:00〜
場所:食品安全委員会 大会議室
議題:平成27年3月19日(木) 15:00頃にホームページに掲載予定

■専門調査会【器具・容器包装】【農薬】【遺伝子組換え食品等】
【肥料・飼料等】【添加物】

○第35回器具・容器包装専門調査会
日時:平成27年3月19日(木) 9:00〜
議題:(ポリエチレンナフタレート(PEN)を主成分とする合成樹脂製
の器具又は容器包装)
http://www.fsc.go.jp/osirase/kigu_youki_annai35.html

○第43回農薬専門調査会評価第四部会(非公開)
日時:平成27年3月19日(木) 14:00〜
議題:(グリホサート、フルアジホップ)
http://www.fsc.go.jp/osirase/nouyaku_annai_hyouka4_43.html

○第136回遺伝子組換え食品等専門調査会(非公開)
日時:平成27年3月20日(金) 10:00〜
議題:(Aspergillus oryzae NZYM-SP株を利用して生産されたアス
パラギナーゼ、NZYM-RO株を利用して生産された6-α-グルカノト
ランスフェラーゼ )
http://www.fsc.go.jp/osirase/idensi_annai136.html

○第100回肥料・飼料等専門調査会
日時:平成27年3月20日(金) 15:00〜
議題:(動物用医薬品(ピランテル))
http://www.fsc.go.jp/osirase/hisiryou_annai100.html

○第140回添加物専門調査会
日時:平成27年3月23日(月) 14:00〜
議題:(過酢酸製剤及び同製剤に含有される物質(過酢酸、1-ヒドロ
キシエチリデン-1,1-ジホスホン酸、オクタン酸、酢酸、過酸化
水素))
http://www.fsc.go.jp/osirase/tenkabutu_annai140.html

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3.ホームページのリニューアル
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2015年3月23日(月)の朝、ホームページをリニューアルします。

今回のリニューアルは、ホームページ掲載ソフトを更新し、アクセ
シビリティの向上等により、国民の皆様への情報提供の充実を図り
ます。
リニューアル作業期間中(3月20日(金)19時30分から3月23日
(月)の朝までの間)も、ホームページは通常どおりご閲覧いただけ
ます。

なお、トップページのアドレス
http://www.fsc.go.jp/
に変更はありませんが、トップページ以外の一部のページについて
は、掲載ページの整理を行ったことから、アドレスが変更になって
おります。
これらのページをリンク等されている方には、お手数をお掛けしま
すがリンクページの変更をお願いいたします。

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4.お知らせ(食品安全等に関するメールマガジンのご案内)
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■食品安全エクスプレス(毎日)
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■関東農政局では、行政情報・地域の食と農のイベント情報等など
の話題をタイムリーにお知らせするためメールマガジンを発行して
おります。
配信を希望される方は、こちらからお願いします。
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組んでいる皆さんに、農林水産行政に関する情報や農林水産業に関
する情報をお届けするメールマガジンを発行しております。
配信を希望される方は、こちらをご覧ください。
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(編集後記)
職場近くに梅や椿、桜の木があるお寺があり、この境内を通り抜け
て通勤するのが最近の日課です。ここには本堂の脇にえんま様がい
て、一度コーヒーのお供えがあるのを目撃。以来、「えんま様は
コーヒー好き?」と妙に親近感をもつに至りました。きょうも本堂
前で手を合わせ、えんま様にも「おはよ」とあいさつして出勤。ビ
ル街にあって、ちょっと違った気分を楽しめます。
(山葵)
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