Q&A詳細

評価案件ID mob20120700003
タイトル 発酵食品の生成物質(カルバミン酸エチル)について
公表日 2012年11月1日
問い合わせ・意見 酒類を含む発酵食品に含まれる天然の「カルバミン酸エチル」(IARCにおいて2A(おそらく発がん性がある)に分類)について、評価や広報を求めるもの。
問い合わせ・意見分類 食品安全委員会活動一般関係
コメント元 食品安全委員会
コメント 発酵食品中のカルバミン酸エチルは、日本酒、ブランデーなどアルコール飲料、パン、しょうゆ及びヨーグルトなどの発酵食品に含有される物質で、国際がん研究機関(IARC)においてグループ2A(ヒトに対しておそらく発がん性がある)と評価されています。

食品安全委員会では、カルバミン酸エチルについて、第278回食品安全委員会(平成21年3月19日)において、「食品安全委員会が自ら行う食品健康影響評価」(自ら評価)の対象とするか否かについて審議がなされましたが、曝露マージンが大きく直ちに国民の健康への影響が大きいとは考えられないこと、主たる摂取源と評価されている酒類について低減対策が進んでいることから、自ら評価の対象とせず、毒性等の所見、知見及びデータについて、平成22年度食品安全確保総合調査報告書「輸入食品等の摂取等による健康影響に係る緊急時に対応するために実施する各種ハザード(微生物・ウイルスを除く。)に関する文献調査」において情報収集を行い、その結果を食品安全委員会ホームページにおいて公表しています。(報告書p.699~701)

http://www.fsc.go.jp/fsciis/survey/show/cho20110080001

今回の御意見を踏まえ、今年度の自ら評価の案件候補として、自ら評価の対象とするか否かについて審議を行っていくこととします。

添付資料ファイル -