Q&A詳細

評価案件ID mob20120300020
タイトル 天然素材使用食品の安全基準の設定が必要では
公表日 2012年11月1日
問い合わせ・意見 最近、食品等に含まれる放射性セシウムの基準値が改められたが、農産物や農産物加工品について、重金属や有害化学物質の基準値は無いのではないだろうか。昨今、特産品の開発が盛んに行われているが、安全面での確認が不十分に思う。輸入農産物も増えている。農産物等の重金属や有害化学物質の安全基準を決めていく必要があるのではないだろうか。
問い合わせ・意見分類 食品安全委員会活動一般関係
コメント元 厚生労働省
コメント 重金属を始めとする汚染物質対策としては、国内で流通する食品中の汚染実態などを踏まえ、必要に応じて、食品衛生法第11条に基づく規格基準が設定されています。また、2004年度からは、食品中の汚染物質について、広範にわたる含有濃度の実態調査と季節ごとに3日間の食品別摂取量調査が実施されています。その結果は、汚染物質の摂取量を推定し、摂食指導や基準値の設定・見直しなどのリスク低減対策の必要性を検討するための基礎データとして活用しています。

規格基準設定に関して、コーデックス規格が定められている食品については、原則としてこの規格を採用しています。また、日本の食料生産の実態などからコーデックス規格の採用が困難な場合、関係者に汚染物質の低減対策にかかわる技術開発の推進などの要請を行うとともに、必要に応じて関係者と連携し、適切な基準値またはガイドライン値などを設定しています。一方、国内に流通する食品中の汚染物質の汚染実態および国民の食品摂取量などを踏まえ、直ちに規格基準の設定が必要でないと判断される場合は、将来にわたって、適宜見直しが行われます。

添付資料ファイル -