Q&A詳細

評価案件ID mob20120300011
タイトル ヒラメに寄生虫か?10人が食中毒症状
公表日 2012年11月1日
問い合わせ・意見 3月7日の朝日・読売・毎日各紙の地域版(千葉版・京葉版等)には、「ヒラメに寄生虫?10人が食中毒症状」という表題で、記事が掲載された。クドア・セプテンプンクタータは実験の結果病原性があることがわかり、一過性の嘔吐や下痢を引き起こす原因となっている可能性が高いという。広く注意を呼びかけるべきと考える。
問い合わせ・意見分類 食品安全委員会活動一般関係
コメント元 厚生労働省
コメント 食品からの寄生虫感染予防については、これまでに厚生労働省が「食品媒介の寄生虫疾患対策等について」を通知し、各都道府県等を通じて寄生虫に対する正しい知識及び現在知られている寄生虫疾患と食品との関係について普及啓発を行うとともに、各都道府県等の保健所等において魚介類加工場及び販売店への指導等が行われています。

なお、魚介類中のアニサキス幼虫は、冷凍(-20℃以下で24時間以上)又は必要な加熱を行うことで死滅します(その他の方法では不十分な可能性があります)ので、ヒトへの感染の予防が可能です。

クドアセプテンプンクタータ食中毒については、平成23年4月25日の薬事食品衛生審議会食品衛生分科会食中毒・乳肉水産食品合同部会で、病原性があり、食中毒の原因となっている可能性が高いとの提言がなされました。このことを受けて、厚生労働省では、全国の自治体に対して、クドアセプテンプンクタータを起因とすると考えられる有症事例が報告された際には、食中毒事例として取り扱うとともに、関係事業者等に対し食中毒の発生防止に努めるよう通知しました。

さらに、厚生労働省では、ホームページ上に「生食用生鮮食品による原因不明有症事例について」を掲載し広く注意喚起をしております。今後も引き続きクドアセプテンプンクタータ食中毒の発生防止対策に努めてまいります。

〔参考〕
○「食品媒介の寄生虫疾患対策等について」
http://www1.mhlw.go.jp/houdou/0909/h0917-1.html

○重要なお知らせ「生食用生鮮食品による原因不明有症事例について」
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/nama_genin/index.html

コメント元 農林水産省
コメント 農林水産省では、クドア・セプテンプンクタータ(以下クドア)による食中毒に関する正しい知識についてホームページ「ヒラメを介したクドアの一種による食中毒Q&A」を通じ、情報提供を行っています。

今後とも最新の科学的知見を踏まえ、正確でわかりやすい情報を提供するよう努めてまいります。

〔参考〕
○農林水産省
「ヒラメを介したクドアの一種による食中毒Q&A」
http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/foodpoisoning/f_encyclopedia/kudoa_qa.html

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