Q&A詳細

評価案件ID mob20111100002
タイトル ハウスシイタケからの基準超セシウム検出について
公表日 2012年11月1日
問い合わせ・意見 福島県の農家がハウスで栽培したシイタケから国の暫定基準値を超える放射性セシウムが検出された。国の政策として、食材、食品への影響も考慮して、県、市町村、農協、生産者に対しても、おがくずが原因というような、肥料、飼料といった分野におけるところまで指導が必要ではないでしょうか。
問い合わせ・意見分類 食品安全委員会活動一般関係
コメント元 農林水産省
コメント 食品としてのきのこについては、現在、食品の暫定規制値(500ベクレル/kg)を基準とした食品モニタリングが実施されていますが、4月1日より新たな基準(100ベクレル/kg)が適用され、この基準値を超えた場合は出荷制限等の措置により、市場に流通しないこととなります。

このため、農林水産省としては、都道府県や関係団体に対し、昨年10月6日にきのこ原木及び菌床用培地への当面の指標値150ベクレル/kgをお示しし、この指標値を超えるきのこ原木等が、生産、流通、使用されないよう、都道府県や関係団体に周知・指導を要請してきたところです。

その後、きのこ原木等からきのこへの放射性物質の移行に関する知見を引き続き収集・分析しているところであり、食品の新たな基準値に即するようきのこ原木等の当面の指標値も見直して参ります。

今後とも、このような取組を通じて、安全なきのこの供給に取り組んでまいります。

〔参考〕
「きのこ原木及び菌床用培地の当面の指標値の設定について」
http://www.rinya.maff.go.jp/j/tokuyou/shiitake/sihyouti.html

また、放射性セシウムによる農地土壌の汚染拡大を防ぐとともに、食品衛生法上問題のない農畜産物の生産を確保するため、農林水産省は、肥料や土壌改良資材、培土、そして飼料に含まれる放射性セシウムの暫定許容値を設定し、都道府県や関係団体に周知・指導を要請しているところです。それらの原料となるものについても、関連通知を下記ホームページで情報提供しています。

〔参考〕
放射性セシウムを含む肥料・土壌改良資材・培土及び飼料の暫定許容値の設定について
http://www.maff.go.jp/j/syouan/soumu/saigai/supply.html

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