Q&A詳細
評価案件ID | mob20110900003 |
タイトル | コメの放射性物質検査について |
公表日 | 2012年11月1日 |
問い合わせ・意見 | コメの放射性物質の検査が実施されていますが、消費者の不安を取り払うためには、国が全部のコメを検査する必要があります。その結果を消費者に対して全て公表するようにしてほしいと思います。検査結果によるリスクの判断は消費者の自己責任で良いと思います。 |
問い合わせ・意見分類 | 食品安全委員会活動一般関係 |
コメント元 | 農林水産省 |
コメント | 1 米の特質としては、最も消費量が多い国民の主食であるとともに、零細かつ多数の農家によって生産されていること等があります。 これらを踏まえ、平成23年産米については、昨年4月に「避難区域」、「計画的避難区域」、「緊急時避難準備区域」において作付制限を行った上で、 ① 土壌中の放射性物質濃度の高い市町村等において、収穫前の予備調査と収穫後の本調査の2段階で玄米の放射性物質検査を実施し、 ② 食品衛生法上の暫定規制値(500 Bq/kg)を超える米が確認されれば、当該地域を出荷制限区域とし、収穫された米は確実に廃棄する仕組み を整備しました。 この結果、収穫後の本調査(昨年8月10日~11月17日) においては、検査点数の99%が50 Bq/kg以下となっています。 2 今般、福島県の一部地域で生産された玄米から暫定規制値を超える放射性セシウムが検出されたことを受け、原子力災害対策本部長(内閣総理大臣)が福島県知事に対して出荷制限の指示を行い、当該地域の米は流通しないよう措置しました。 福島県では、収穫後の本調査で玄米から放射性セシウムが検出された全ての地域を対象に緊急調査を実施しています。(福島市大波地区においては30kg米袋毎の全袋検査、それ以外の地域では農家毎の全戸検査) 3 農林水産省としては、福島県に協力し、緊急調査結果を玄米の放射性セシウム濃度が暫定規制値を超えた原因の究明に活用するとともに、平成24年産の米の作付制限や検査のあり方にも反映させることとしています。 4 なお、これまでの検査結果(予備調査、本調査)や福島県による緊急調査の結果については、各県のホームページ、厚生労働省のホームページに掲載されており、農林水産省においてもホームページにおいて速やかに公表を行っています。今後とも迅速かつ丁寧な情報提供に努めてまいります。 |
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