Q&A詳細

評価案件ID mob20110700004
タイトル こんにゃくゼリーの対応についての疑問点
公表日 2012年11月1日
問い合わせ・意見 ミニカップ入りのこんにゃくゼリーをのどに詰まらせ、窒息する事故が起きています。消費者庁の対応が迅速でないように感じます。消費者を第一に考え、行政として真剣に取り組んでもらいたいと思います。
問い合わせ・意見分類 食品安全委員会活動一般関係
コメント元 食品安全委員会
コメント 食品安全委員会のホームページでは、平成20年5月から「食べ物による窒息事故を防ぐために」と題して、窒息事故を防ぐための情報提供を行っています。

具体的には、

・食べ物は食べやすい大きさにして、よく噛んで食べる。

・食事の際は、なるべく誰かがそばにいて注意して見ている。

といったこんにゃく入りゼリーを含む食べ物による窒息事故を防ぐために必要な情報等を掲載しています。

また、食品安全委員会では、「食品による窒息事故についてのリスク評価」を特集した季刊誌「食品安全」vol.24やチラシを作成し、食品による窒息による痛ましい事故を少しでも減らせるよう注意喚起を行っています。食品安全モニターの皆様からも、地域への情報提供について引き続き御協力いただければと考えています。

〔参考〕
○食品安全委員会
「食べ物による窒息事故を防ぐために」(平成20年5月2日作成、平成21年12月17日更新)
http://www.fsc.go.jp/sonota/yobou_syoku_jiko2005.pdf

「食品による窒息事故のリスク評価結果(A4版両面チラシ)」
http://www.fsc.go.jp/senmon/sonota/chirashi_chissoku_jiko.pdf
コメント元 厚生労働省
コメント こんにゃく入りゼリー等による窒息事故への対応については、昨年7月の食品SOS対応プロジェクト取りまとめに基づいて、関係者・関係機関等の御協力を得て、昨年9月にこんにゃく入りゼリー等の物性・形状等改善に関する研究会を発足させ、具体的な物性・形状等の改善に資する参照指標の作成等に向けた検討を進め、昨年12月に報告書が取りまとめられました。

報告書では、こんにゃく入りゼリー等のゲル化剤に由来する食品の物性・形状等について、具体的な改善に資する参照指標を提示いただくとともに、販売方法や消費者意識の改善の必要性についても指摘いただきました。

消費者庁では、報告書に基づいて、製造・輸入事業者や販売・流通事業者等に対して、昨年末に改善要請等を実施しました。

その後、本年4月以降、製造・輸入事業者の取り組み状況を調査し、各事業者とも新製品の開発や、開発の検討等、前向きな対応を取っていることを確認しています。今後も引き続き改善の取り組みについて事業者に働きかけています。

また、消費者の皆様に対しても、特に子どもや高齢者には食べさせないようにすることなど、こうした食品を食するに際して注意すべきことについて、周知徹底していくことが重要と考えており、適宜注意喚起を行っていくことを考えています。
添付資料ファイル -