Q&A詳細

評価案件ID mob20110500013
タイトル 食品添加物審査プロセスの公開の重要性
公表日 2011年10月18日
問い合わせ・意見 食品添加物の承認や削除のプロセスを今以上に明確にすることで、国民の信頼性は向上するのでは。諸外国で危険性が指摘される添加物の研究はどのように行われているのか。
問い合わせ・意見分類 食品安全委員会活動一般関係
コメント元 食品安全委員会
コメント (平成23年5・6月)
食品添加物の安全性については、厚生労働省からの評価依頼を受けて、食品安全委員会が慢性毒性試験、変異原性試験、繁殖毒性試験、催奇形性試験、抗原性試験等の成績を基に評価を行っており、その評価結果を踏まえ、厚生労働省において必要に応じて使える食品や使用量の限度について使用基準を決めているほか、健康被害を引き起こす原因となる有害な不純物等が添加物そのものに含まれることがないよう個別に成分規格を定めて、食品添加物の安全性及び品質を確保しています。また、食品安全委員会では、リスク評価の結果が適切に管理施策に反映されているかモニタリングも実施しています。

食品安全委員会ではリスク評価等の内容をわかりやすく解説したDVDを作成しています。食品添加物については、DVD「気になる食品添加物」において、食品添加物はどんなものか、どのように安全性を評価しているのかをドラマ形式で分かりやすく解説しています。映像は食品安全委員会のホームページから御覧いただけるほか、送料のみの負担でDVDの貸出も行っておりますので、是非御利用ください。

なお、食品添加物の健康への影響に関しては、国際機関や諸外国においても、新たな知見をもとに再評価を実施していることから、食品安全委員会としては、国際機関、各国のリスク評価や研究結果、取組等について情報収集を行うとともに、わかりやすく整理して情報提供に努めてまいります。

〔参考〕
○食品安全委員会
「映像配信」
http://www.fsc.go.jp/osirase/dvd-ichiran.html

「各種DVD貸出し申込み」
http://www.fsc.go.jp/osirase/2010dvd-kashidashi.pdf

○政府広報「気になる食品添加物」
http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg1997.html

コメント元 厚生労働省
コメント (平成23年5・6月)
食品添加物の指定や削除に係る手続きについてはパブリックコメントを実施するほか、食品安全委員会への評価依頼状況や薬事・食品衛生審議会の審議内容などを厚生労働省のホームページを通じて公開するなどして、透明性の向上に努めております。また、添加物の安全性確保についてリスクコミュニケーションを実施し、国民の皆様との双方向の情報、意見交換にも努めております。

食品や食品添加物の規格や基準の設定にあたっては、JECFA等国際的な動向を踏まえた最新の科学的知見を考慮しています。
添付資料ファイル -