Q&A詳細

評価案件ID mob20110300026
タイトル 畜産における安全な生産体制と防疫について
公表日 2011年9月7日
問い合わせ・意見 口蹄疫や鳥インフルエンザ等、家畜の感染被害拡大は 現在の畜産体制が大規模効率化のもと、極端な過密環境での飼育が疫病の拡散を増幅させています。食品安全委員会から畜産体制の見直しを勧めてもいいのではないだろうか。
問い合わせ・意見分類 食品安全委員会活動一般関係
コメント元 農林水産省
コメント この度は、家畜衛生に関する貴重な御意見ありがとうございました。

昨年4月の宮崎県における口蹄疫対策を検証するために設置された第三者から成る口蹄疫対策検証委員会の報告書においては、

①「密飼い」は、ひとたび家畜の伝染病が発生した場合におけるまん延の危険性を高くすること、
②本来であれば、大規模化に伴って規模に見合う防疫体制がとられるべきだが、必ずしもそうした体制がとられていなかったところに問題があったこと等が指摘され、

飼養規模・飼養密度などを含めて畜産経営のあり方について、国や都道府県は一定のルールを定めたり、コントロールしたりできるように法令整備も検討すべきとの提言がなされたところです。

また、同報告書や昨年11月以降の高病原性鳥インフルエンザの発生状況等を踏まえて、家畜伝染病の発生の予防、早期の通報、迅速な初動等に重点を置いて家畜防疫体制の強化を図る「家畜伝染病予防法の一部を改正する法律案」が、本年3月29日に成立し、4月4日に公布されました。

今後、本法の本格施行に向けて、国民の皆様から御意見を丁寧に聞きながら、飼養衛生管理基準(家畜の所有者が遵守すべき衛生管理上の基準)等の見直しを行っていく予定ですので、引き続き御理解・御協力をお願いいたします。

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