Q&A詳細

評価案件ID mob07016000007
タイトル キノコに関する食中毒対策
公表日 2010年12月9日
問い合わせ・意見 毎年のように、有毒キノコを食べ命を落とす事例が報道されている。キノコや山野草の利用は伝承的要素が多い情報であるが、昨今はこの伝承が行われておらず、正しい情報が伝えられていない面がある。各県や大学等の研究機関と協力し、愛好家等を集めて研修会を行い、その地方の情報を周知し、有毒キノコによる事故の防止に努めていくのはどうだろうか。
問い合わせ・意見分類 食品衛生関係
コメント元 食品安全委員会
コメント (平成22年11月分)
平成22年10月2日、東京都墨田区において、毒キノコ(ニガクリタケ)が販売されたことを発端に、これまで毒キノコが誤って販売される事例のほか、毒キノコによる食中毒事例が相次いで発生していることから、食品安全委員会では、ホームページにおいて誤って毒キノコを採取しないように注意喚起するとともに、きのこ毒の概要及び関係機関からの情報提供について取りまとめ、お知らせしています。
〔参考〕
○食品安全委員会
「毒キノコ(ニガクリタケ等)による食中毒防止について」(平成22年10月4日作成、平成22年10月7日更新)
http://www.fsc.go.jp/sonota/shokutyudoku/shokutyudoku_nigakuritake.pdf
コメント元 厚生労働省
コメント (平成22年11月分)
昨年は毒キノコによる食中毒事件が多発しました。毒キノコを含む植物性食中毒については、通常食用としない園芸植物を食べたり、食用植物に似ている有毒植物を誤って摂取することにより発生しています。有毒植物の鑑別には専門的な知識が必要ですので、素人判断による喫食は非常に危険です。
なお、厚生労働省においては、各都道府県等に対し、食用と確実に判断できないキノコ類の採取、販売、摂取について消費者及び食品等関係事業者に対する注意喚起又は監視指導の実施を要請したところです。また、厚生労働省ホームページにおいても、有毒植物に関する特徴や有毒成分等の情報について掲載するとともに、11月には食品関係団体等が開催する会合において情報提供を行いました。
また、各都道府県等や各保健所等においても、摂食が可能なキノコ等についての普及啓発や情報提供を行っていますので各機関にお問い合わせ下さい。
〔参考〕
○厚生労働省
「毒キノコによる食中毒に注意しましょう。」
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/syouhisya/101022.html
「自然毒のリスクプロファイル」
http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/poison/index.html

コメント元 農林水産省
コメント (平成22年11月分)
野生きのこを採取・摂取する際に、誤って毒きのこを採取・摂取しないよう、食べられるかを安易に自己判断せずに、きのこアドバイザーや地域の専門機関など専門家の判断を仰ぐよう、林野庁のホームページにおいて情報提供を行っています。
スギヒラタケについては、平成16年以降、摂取と急性脳症の関連が疑われるケースが発生しているため、摂取を控えるよう、関係団体や都道府県等に毎年注意喚起をお願いしているほか、スギヒラタケの特徴や主な関係機関の連絡先等を林野庁のホームページに掲載して情報提供を行っています。
ホームページを通じた情報提供に加えて、農産物直売所の管理者や出荷者に対しては、野生きのこを販売する際は、専門家等の判断を求めながら、その安全性を十分確認するよう指導を徹底しています。さらに2010年10月に、農林水産省内にあります「消費者の部屋」において、きのこについて展示をした際に、一般の消費者の方を対象にした毒きのこに関する注意喚起パネルの掲示やチラシの配布を行いました。
関係団体や都道府県等からも、地域の状況に応じて、摂取できるきのこや毒きのこについての情報提供を行っています。詳細は各機関にお問い合わせ下さい。
〔参考〕
○林野庁
「『きのこ』のはなし」
http://www.rinya.maff.go.jp/j/tokuyou/kinoko/index.html
「毒きのこに注意」
http://www.rinya.maff.go.jp/j/tokuyou/kinoko/pdf/doku.pdf
「スギヒラタケ」(主な関係機関の連絡先も掲載されています)
http://www.rinya.maff.go.jp/j/tokuyou/sugihira/index.html
添付資料ファイル