Q&A詳細

評価案件ID mob07013000007
タイトル 遺伝子組換え作物の環境影響等について
公表日 2007年10月26日
問い合わせ・意見 遺伝子組換え作物の自生化および雑種化について、関係各機関による継続的な調査を期待する。
問い合わせ・意見分類 遺伝子組換え食品等関係
コメント元 食品安全委員会
コメント (平成17年9月分)
食品安全委員会では、遺伝子組換え食品の安全性の評価を、これまでに食べられてきた従来品種との比較により行っています。
人に対する具体的な評価項目は、
①挿入された遺伝子やそれによって生産されるタンパク質の有害性
②新たに生産されるタンパク質が、アレルギーを誘発する可能性はないか
③従来の食品と比較して、含有成分が大きく変化したり、新たな有害物質を作る可能性はないか
等についてであり、その可能性を含めた予測を行い、それが人の健康に与える影響についての評価を行っています。 <!--PAUSE-->
コメント元 環境省
コメント (平成17年1月分)
環境省では、平成15年度から、遺伝子組換えナタネを対象として、一般環境中における遺伝子組換え生物の状況を把握する観点から、主要なナタネの輸入港周辺及びバックグラウンドとしての河川敷等において生育状況の調査を行っており、その結果は、ホームページhttp://www.bch.biodic.go.jp/
で公表しています。本調査については、農林水産省や国立環境研究所等とも情報交換を行いながら実施しており、今後も継続して実施していく予定です。 <!--PAUSE-->
コメント元 農林水産省
コメント (平成17年9月分)
遺伝子組換え農作物については、品種ごとに、①食品としての安全性、②飼料としての安全性、③野生動植物への影響について、それぞれの法律に基づき科学的に評価し、安全性に問題のないものだけが、輸入、流通、栽培できる仕組みとなっています。
この安全性等の評価は、コーデックス等の国際機関等で検討された国際的な考え方にも沿って行われています。
(参考)遺伝子組換え農作物に関係する法令
①食品としての安全性は「食品衛生法」
②飼料としての安全性は「飼料の安全性の確保及び品質の改善に関する法律」
③野生動植物の種の保存への影響は「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」
日本に輸入され使用されている遺伝子組換えナタネについては、食品としての安全性が確認されています。さらに、他の植物との交雑による影響等他の野生生物への影響についても科学的に評価し、安全性が確認されており、その結果、例えば、遺伝子組換えでないナタネと比べて、花粉が飛びやすくなったり、花粉の量が多くなったりしていないことが確認されています。
また、一般にセイヨウナタネは、カブ、コマツナ、ハクサイなどと交雑する可能性がありますが、交雑したとしても、種子を稔らせる能力が低下したり、種子が発芽しにくくなったりします。さらに、これらの野菜は、花が咲く前に収穫され、出荷されます。
このため、こぼれ落ちて生育したとしても、御心配されているような事態となるおそれはありません。 <!--PAUSE-->
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