Q&A詳細

評価案件ID mob07011000006
タイトル セレウス菌について
公表日 2007年10月26日
問い合わせ・意見 セレウス菌は食中毒の原因菌ではあるが、国の指針では、検査基準として示されていない。この菌は土壌菌として自然界に広く分布し、また耐熱性があるため、ある程度検出される可能性は大きいと考える。今のようにあいまいな分類とするのではなく、食品ごとに基準を設定するのが良いのではないのだろうか。
問い合わせ・意見分類 微生物・ウイルス関係
コメント元 食品安全委員会
コメント (平成18年7月分)
セレウスは、土壌などの自然界に広く生息しておりますが、セレウスによる食中毒の症状は、一般に重症化することはほとんどありません。本菌による食中毒は、米飯類や麺類に起因する場合が多いので、これらの食品を作り置きせず、調理後すぐに食べることが重要です。詳しくは、当委員会ホームページの「食中毒について」を御覧ください。http://www.fsc.go.jp/sonota/b.cereus.pdf
また、当委員会では、厚生労働省からの諮問を受けて、「調製粉乳にセレウスの規格基準を設定することに係る食品健康影響評価」を行い、平成17年5月19日に答申しました。http://www.fsc.go.jp/hyouka/hy/hy-tuuchi-cereus170520.pdf
厚生労働省は、この答申を踏まえて調製粉乳にセレウスの規格基準を設定しないことを決定し、関係機関に調乳後の適切な取扱いについての指導を行っています。 <!--PAUSE-->
コメント元 厚生労働省
コメント (平成18年7月分)
厚生労働省の調査によると、食中毒は平成15年から17年の3年間で毎年1
,600件前後発生し、そのうちセレウスによるものは毎年20件前後です。セレウスによる食中毒の症状は一般に重症化することはほとんどなく、この3年間についても死者は出ていません。
これらの状況から、食品毎のセレウスの規格基準については、今後も食中毒の発生状況等の推移を見ながら、その必要性について検討してまいりたいと考えています。
なお、セレウスによる食中毒の原因は、弁当やカレー等の米飯類調理品を大量調理後に長時間放置していたなど、食品の取扱い不備によるものが多く見受けられるため、都道府県等の食品衛生監視員が、飲食店や大量調理施設に対し食品の取扱いに係る衛生指導を実施し、食中毒の発生予防に努めているところです。 <!--PAUSE-->
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