Q&A詳細

評価案件ID mob07009000005
タイトル ヒジキに含有されている無機ヒ素について
公表日 2011(平成23)年1月14日
問い合わせ・意見 ヒジキには発がんリスクの指摘されている無機ヒ素が多く含まれていることから、英国の食品規格庁が摂食についての注意喚起をしたとの記事を読んだ。ヒジキの安全性や食品中の無機ヒ素に関する情報を提供してほしい。
問い合わせ・意見分類 化学物質・汚染物質関係
コメント元 食品安全委員会
コメント (平成22年10月分)
ヒジキには、無機ヒ素が他の食品に比べ高濃度で含まれていることが文献などで報告されていますが、我が国の食文化に基づく通常の摂取の範囲では、ヒジキを食べてヒ素中毒を起こすなど健康に悪影響が生じたとの報告はありません。
ヒジキの調理方法は通常水戻しを行いますが、干しヒジキを60分間水戻しすると、芽ヒジキで75~95%、長ヒジキで55~90%のヒ素が除去され、特に水温が高いほどより多く除去されることが報告されています。このように通常の調理方法に基づき料理されたヒジキを適度に食べる場合においては、ヒジキに含まれるヒ素について心配することはないと考えられます。また、ヒジキ等の海藻はミネラルに富む食品であり、バランスよく食品を食べて健康の維持に努めることが重要と考えています。
コメント元 厚生労働省
コメント (平成22年10月分)
ヒ素は自然界に広く存在する元素であり、ひじきに含有される無機ヒ素については、海水中に存在するヒ素をひじきが取り込んだものと承知しております。
ご指摘のように、ひじきは我が国の伝統的食材として古くから食べられておりますが、これまでにひじきを食べてヒ素中毒を起こすなど健康に悪影響が生じたとの報告はありません。また、ひじきは、食物繊維を豊富に含み、必須ミネラルも含んでいることから、我が国では、ひじきを極端に多く摂取するのではなく、バランスの良い食生活を心がけるよう呼びかけております。
我が国において、ひじきは通常、水洗い、水戻し、茹で等の調理を行った上で摂取されており、ひじきの部位、水やお湯に浸す際や茹でる際の条件により異なりますが、これらの調理過程を経ることで、ひじき中のヒ素が水に溶出し、無機ヒ素の38~96%が除去されるという報告もあります。このことから、ひじきの摂食にあたっては、調理・加工の際に水戻しを適切に行い、水洗い・水戻し・調理の際に用いた水や煮汁を除去するよう留意することが、無機ヒ素の摂取量を減らすために効果的であるといえます
コメント元 農林水産省
コメント (平成22年10月分)
農林水産省では、ヒ素に関する文献調査や国内外の情報収集・解析を行い、リスクプロファイル(食品の安全性に関する問題とその内容の説明をまとめた文書)を作成・公表しています。また、ヒ素を「優先的にリスク管理を行うべき有害化学物質のリスト」及びサーベイランス・モニタリング中期計画において「期間内(平成18年~22年度)に可能な範囲でサーベイランスを実施」すべきハザードに選定し、平成18年度より実態調査を実施し、結果をとりまとめることとしています。
添付資料ファイル -