Q&A詳細

評価案件ID mob07003000010
タイトル ピッシングについて
公表日 2007年10月26日
問い合わせ・意見 我が国のと殺の際のピッシングについて非常に疑問を感じている。ピッシングの実態と国の今後の方針を聞きたい。
問い合わせ・意見分類 BSE関係
コメント元 食品安全委員会
コメント (平成19年2月分)
ピッシング※については、その実施のために、と畜の際に頭部にできる穴(スタンニング孔)などから脳・せき髄組織が流出し、食肉及びと畜場の施設等が汚染される可能性や、脳・せき髄組織が血液を介して他の臓器に移行する可能性があるとの指摘がなされており、食品安全委員会が平成17年5月6日に取りまとめた「我が国における牛海綿状脳症(BSE)対策に係る食品健康影響評価」においても、食肉の安全性を確保する上で、「ピッシングの中止に向けて具体的な目標を設定し、できる限り速やかに進める必要がある。」とされました。
厚生労働省では、この評価結果に基づきピッシング廃止に向けて取り組んでいるところであり、食品安全委員会としては、リスク評価結果に基づく施策の実施状況について調査を行うとともに、その対応状況について、平成18年1月12日及び7月27日、本年1月11日の委員会会合で報告を受けるなど、適宜、報告を求めているところです。

※と畜の際、スタンガン等で牛を失神させた後、牛の頭部にできる穴からワイヤ状の器具を挿入してせき髄神経組織を破壊する作業。と畜作業を安全に行うことができるよう、牛の反射運動を抑えるために行われる。 <!--PAUSE-->
コメント元 厚生労働省
コメント (平成19年2月分)
ピッシングについては、従来から食肉の安全性の確保と従事者の安全確保の両立に配慮しつつ、廃止に向けて計画的に取り組んでいるところです。
平成17年4月には、ピッシングが未だ中止されていないと畜場に対して、今後3年間のと畜場ごとの対応方針の作成を要請しました。平成18年10月末時点において、牛を処理すると畜場159施設中、95施設(60%)でピッシングが中止されており、残り64施設についても、平成20年度までに中止される予定です。
厚生労働省としては、食品安全委員会の審議の経過も踏まえて、ピッシングの廃止を含めた特定危険部位(SRM)管理の徹底について、今後も、都道府県等と連携して適切に対応してまいります。 <!--PAUSE-->
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