食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06250340303
タイトル 米国農務省動植物検疫局(USDA-APHIS)、連邦及び州の獣医、公衆衛生機関が、カンザス州及びテキサス州の乳牛群における高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)検出に関する最新情報を共有したと公表
資料日付 2024年3月25日
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概要(記事)  米国農務省動植物検疫局(USDA-APHIS)は3月25日、連邦及び州の獣医、公衆衛生機関が、カンザス州及びテキサス州の乳牛群における高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)検出に関する最新情報を共有したと公表した。概要は以下のとおり。
・野生の渡り鳥が感染源と考えられている。ウイルス検査及び疫学的な取り組みが継続中である。
・国の動物衛生要件及び加熱殺菌処理(pasteurization)の両方により、商用乳の供給は安全を保っている。
 USDA、米国食品医薬品庁(FDA)、米国疾病管理予防センター(CDC)、及び州の獣医及び公衆衛生当局は、テキサス州、カンザス州、及びニューメキシコ州における主に高齢乳牛の間で、泌乳量の減少、食欲低下、及びその他の症状を引き起こしている疾病について調査している。
 3月25日月曜日の時点で、カンザス州の酪農場2か所及びテキサス州の酪農場1か所から採取された患畜由来の乳の未殺菌臨床検体と、テキサス州の別の酪農場から採取された口腔咽頭スワブ1検体が、HPAIの検査で陽性を示した。また、複数の農場からその敷地内で野鳥の死骸が見つかったとの報告があったため、追加の検査が3月22日金曜日及び週末にかけて開始された。テキサス州での所見に基づくと、当該検出は野鳥によって持ち込まれたとみられる。国立獣医学研究所による初期検査では、ヒトへの伝播を促すようなウイルスの変化は確認されず、現在のところ国民に対するリスクは依然として低いことが示されている。
 連邦及び州の機関は、当該HPAI株やこれらの検出に関連する株の特性調査等、状況をより詳しく理解できるようにするため、HPAIの追加検査とウイルスのゲノムシークエンス解析を実施するように迅速に動いている。
 現段階では、商業乳供給の安全性や、この状況が消費者の健康にリスクをもたらすという懸念はない。乳製品製造業者は、ヒトの消費用に加工するためには健康な動物から採取した乳のみを流通させることが義務付けられており、影響を受けた動物由来の乳は、食料供給に入らないように転用又は廃棄されている。さらに、加熱殺菌処理により乳中の細菌及びインフルエンザ等のウイルスは不活化されることが継続的に証明されている。州間取引に入る乳には加熱殺菌処理が必要である。
 また、連邦政府機関は州及び業界の関係機関と協力して、さらなる症例の可能性を監視し、農業者、消費者、及びその他の動物への影響を最小限に抑えることができるよう、農業者や獣医師に畜牛の疾病を迅速に報告するよう奨励している。症状を示している牛群を有する酪農場では、平均でその約10%が影響を受けているとみられるが、その畜牛の間で関連する死亡はほとんど報告されていない。これまでのところ、症状のある畜牛による乳の損失は供給に大きな影響を与えないほど限定的であり、乳やその他の乳製品の価格に影響を与えることはないはずである。
 事態は急速に変化する状況であり、USDA並びに連邦及び州の関係機関は、引き続き情報が得られ次第、さらなる最新情報を共有する。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国農務省動植物検疫局(APHIS)
情報源(報道) 米国農務省動植物検疫局(APHIS)
URL https://www.aphis.usda.gov/news/agency-announcements/federal-state-veterinary-public-health-agencies-share-update-hpai
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