食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06240670149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、肥育用鶏に使用する飼料添加物(ナラシンからなる(Monteban(登録商標)G100))の安全性及び有効性に関する科学的意見書を公表
資料日付 2024年3月6日
分類1 -
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概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は3月6日、肥育用鶏に使用する飼料添加物(ナラシンからなる(Monteban(登録商標)G100))の安全性及び有効性に関する科学的意見書(2024年1月30日採択、PDF版16ページ、doi: https://doi.org/10.2903/j.efsa.2024.8613)を公表した。概要は以下のとおり。
 欧州委員会からの要請を受け、EFSAは肥育用鶏に使用する抗コクシジウム剤ナラシン(Monteban(登録商標)G100)の安全性及び有効性に関する科学的意見書の提出を求められた。
 前回の意見書では、活性物質ナラシンの非遺伝子組換え産生株の同定と特性評価について不確実性が残った。同パネルは、肥育用鶏における当該製品の安全性についても、最小適用濃度における当該添加物の有効性についても結論することができなかった。EFSAの動物用飼料に使用される添加物及び製品又は物質に関する科学パネル(FEEDAPパネル)は環境へのリスクを排除したが、底質区画へのリスクは評価できなかった。
 申請者はデータギャップを補うために補足情報を提供し、ナラシン産生株をStreptomyces spp. NRRL 8092からStreptomyces spp. NRRL B-67771に変更した。産生株を分類学的に同定するために提出された情報では、記載された微生物種に割り当てることはできなかった。提供された情報に基づき、同パネルは、当該製品の使用は、対象動物種、消費者、使用者、環境に対する産生菌株に関する安全性の懸念は提起しないと結論した。Monteban(登録商標)G100由来のナラシンは、Salmonella Enteritidis、 Salmonella Typhimurium、Campylobacter jejuniの排出(shedding)を増加させる可能性は低い。肥育用鶏において70 mg/kg飼料でナラシンを使用した場合、水生区画及び底質へのリスクはないと考えられたが、陸生区画へのリスクは排除できなかった。地下水へのリスクや陸生食物連鎖を介した二次中毒のリスクはないと予想されたが、水生食物連鎖を介した二次中毒のリスクは排除できなかった。同パネルは、肥育用鶏のコクシジウム症の防除にはナラシン60 mg/kg飼料は有効であると結論した。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8613
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