食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu06230410328 |
| タイトル | 英国環境・食料・農村地域省(DEFRA)、欧州におけるオーエスキー病(AD: Aujeszky’s disease)の予備的感染事例評価を更新 |
| 資料日付 | 2024年2月27日 |
| 分類１ | - |
| 分類２ | - |
| 概要（記事） | 英国環境・食料・農村地域省(DEFRA)は2月27日、欧州におけるオーエスキー病(AD: Aujeszky’s disease)の予備的感染事例評価を更新した。概要は以下のとおり。 当該更新評価では、過去2年間にフランスで発生した豚、イノシシ及び犬におけるADの報告について詳述する。最新のADの報告は、2024年2月にフランス北部の養豚場で発生したものである。英国に対するリスクは依然として非常に低い。 (以下、感染事例評価フランス#2(2024年2月14日付)から抜粋) ・疾病報告 2024年2月1日、国際獣疫事務局(WOAH)はフランス北部の養豚場におけるADの報告を受けた。当該養豚場はベルギー国境から約40 kmのオー=ド=フランス地域圏のMacquignyに位置している。2023年2月7日の報告(フランス南部における豚のAD)以降、南フランスでの養豚及び飼育イノシシにおけるADの報告が4件追加された。そのうちの2件はプロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域圏の養豚場における感染事例であり、1件は2023年9月のEntrepierresにおける事例、もう１件は2023年12月のVillarsにおける事例である。当該疾病は、2023年10月にはオーヴェルニュ＝ローヌ＝アルプ地域圏のBlesleの飼育イノシシでも発生が報告され、その後、2024年1月25日にはヌーヴェル=アキテーヌ地域圏のMusculdyの養豚場で感染事例が生じた。被害を受けた施設には23頭から200頭の動物が飼育されていた。 最新のADの報告を受けて、フランス当局は区域区分(zoning)を実施し、制限区域内での養豚の移動規制及び監視を実施した。また、影響を受けた個体群のスタンピングアウトも実施された。当局はバイオセキュリティ省令(2018年10月16日)によって導入された強化バイオセキュリティ対策を引き続き実施している。これには、養豚と野生・飼育イノシシとの接触を防ぐための農場の障壁の設置や、豚への厨房廃棄物や狩猟廃棄物の給餌に対する現行の禁止措置の強化などがある。 EUの動物疾病情報システム(ADIS)でも、ポーランドで2023年9月29日にADが1件発生したと報告されている。この事例に関する追加情報はなく、まだWOAHからの報告はない。 ・状況評価 ADはヘルペスウイルスにより引き起こされる豚の届出疾病である。その特徴は、子豚の神経症状と死亡、成長期の豚の呼吸器疾患と成長阻害、成獣における流産である。本疾病は繁殖用豚群で循環し、肥育豚群の若齢豚に広がる可能性がある。オーエスキー病ウイルス(ADV)は、牛、犬、猫など他の種にも感染する。しかし、ADVに感染した豚がウイルス拡散の主な原因となっている。他の動物種では通常、死亡率は100%であり、伝播は中断されるため、ウイルス拡散において他動物種はそれほど重要ではない。本疾病は広く分布しており、欧州に加え、アジア、中南米、アフリカの一部でも発生が確認されている。ADVは生きた動物が保有し、一般に豚同士の直接的接触により伝播するが、媒介物、精液及びエアロゾルを介して伝播することもある。(中略) ・結論 グレートブリテンでは直近で1989年にADの発生が記録されている。1991年に、養豚や野生動物に本疾病が存在せず、ワクチン接種も行っていないことから、ADの公式清浄ステータスを得た。AD清浄国への最も重要な侵入経路は、生きた豚と精液の輸入及び本疾病が存在する地域からのイノシシの移動である。 ADは欧州全域で飼育イノシシ及び養豚の間で散発的に発生している。ADIS及びWOAHによると、2021年1月以降、フランス、ドイツ、ハンガリー及びポーランドで22件の養豚又はイノシシのADが報告されている。イノシシから猟犬に伝播し、致命的な結果となる場合もあることが、フランス及びチェコ共和国で報告されている。グレートブリテンへのADの侵入を防ぐため、輸入製品の種類と輸出国の疾病状況に応じた輸出前及び輸入後の厳格な検査が行われている。(中略) 現在、感染発生国から英国にADVが持ち込まれる可能性は非常に低い(very low)と考えられる。フランス、ドイツ及びチェコ共和国のイノシシで検出された散発的症例は、このリスクレベルには影響しない。引き続き、豚の疾病が疑われる場合には速やかに報告し、適切なバイオセキュリティ措置を実施・維持することの重要性を強調する。(以下略） 本報告書は以下のURLから入手可能。 https://assets.publishing.service.gov.uk/media/65dcd563f1cab3001afc4742/Aujeszky_s_disease_in_pigs_France__2.pdf |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | 英国 |
| 情報源（公的機関） | 英国環境・食料・農村地域省（DEFRA） |
| 情報源（報道） | 英国環境・食料・農村地域省(DEFRA) |
| URL | https://www.gov.uk/government/publications/aujeszkys-disease-in-europe |
（※注）食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要（記事）は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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