食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06230060506
タイトル ドイツ連邦食糧農業省(BMEL)、食品包装におけるビスフェノールAの使用を厳格に規制する欧州(EU)委員会の提案を支持することを表明
資料日付 2024年2月12日
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概要(記事)  ドイツ連邦食糧農業省(BMEL)は2月12日、欧州(EU)委員会が食品包装におけるビスフェノールAを厳格に規制する意向を示したことを受け、当該提案を支持することを表明した。概要は以下のとおり。
 BMELは、欧州全域の食品接触材料に含まれるビスフェノールAを今後より厳しく規制するというEU委員会の提案を支持する。2024年2月9日、EU委員会は、食品接触材料におけるビスフェノールAの使用を禁止するための規則案を提示した。
 「食品接触材料の安全性は、BMELにとって特に重要な関心事である。従って、我々は、EU委員会がこのプロジェクトを立ち上げることを強く支持する。ビスフェノールAは多くの日用品に含まれている。この化学物質は、特に缶、瓶のキャップ、チューブなどの特定のプラスチック、接着剤、コーティング剤の製造に使用され、それらから食品に移行する可能性がある。この提案により、健康リスクを大幅に低減することができる」と、Silvia Bender国務長官は述べている。
 健康への悪影響を避けるため、食品接触材料の安全性に関するEUの法的要件がすでに数多く定められており、その中には食品への最大移行量に関する特定の基準値も含まれている。既存のEU規制は、新たな知見が得られるにつれて継続的に見直されている。例えば、欧州食品安全機関(EFSA)も、ビスフェノールAを再評価し、2023年4月にその結果を公表した。従来の健康指針値が2万分の1へと大幅に引き下げられたことから、EU委員会は今回、ビスフェノールAの使用を禁止する規制案を発表し、市民、事業者、加盟国を対象に4週間の意見募集期間を設けた。
 禁止の対象は、プラスチック、塗料、コーティング、イオン交換樹脂、ゴム、印刷用塗料、接着剤から作られる食品接触材料の製造におけるビスフェノールAの意図的な使用である。しかし、個々の使用分野にはまだ適切な代替物質がない。これらの用途については、例えば、一般的な18か月よりも長い経過措置期間を認めて、そのような食品接触材料の生産を適切かつ何よりも安全に転換できるようにすべきである。これは例えば、特に酸性食品用の金属包装のコーティングで、より高い耐性が要求されるものや、バルブ、検査用のぞき窓、測定装置など、食品製造用の生産設備に恒久的に設置される部品に適用される。このような食品製造分野ですでに市販されている品目は10年間保護されることになっている。
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦食糧農業省(BMEL)
情報源(報道) ドイツ連邦食糧農業省(BMEL)
URL https://www.bmel.de/SharedDocs/Pressemitteilungen/DE/2024/012-bisphenol-a.html
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