食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06230020105
タイトル 米国食品医薬品庁(FDA)、鉛及びクロムレベルが高いアップルソースのパウチの調査(2023年11月)についての続報を公表
資料日付 2024年2月29日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国食品医薬品庁(FDA)は2月29日、鉛及びクロムレベルが高いアップルソースのパウチ(パウチ袋製品)の調査(2023年11月)についての続報を公表した。概要は以下のとおり。
 リコール対象となった複数ブランドのアップルシナモンフルーツのパウチを喫食、販売、提供してはならない。FDAの調査は進行中である。
・2月29付け情報
 エクアドルの製造業者(Austrofoods社)から回収したシナモンを更に分析した結果、FDAは以前に当該シナモンから検出された鉛及びクロムがクロム酸鉛(lead chromate)に由来するものであることを確認した。リコール対象製品を喫食した人、特に血中鉛レベルが高くなっていた人は、クロムにばく露された可能性があるため、医療提供者が健康状態を監視して必要に応じて支持療法を提供できるように通知する必要がある。医療提供者は、追加のガイダンス情報についてCDCのClinician Outreach and Communication Activity(COCA Now)の発表で参照可能である。
 歴史的に、特定の香辛料にはその重量を増加させ、色を強調するように、クロム酸鉛が違法に添加されており、それにより異物混入(adulterated)された香辛料の金銭的価値を高めていた。FDAの有力な仮説は、本件はおそらく経済的動機よる異物混入行為であった可能性が高いというものである。
 更に、製品を米国に直接出荷しない外国の原材料供給業者に対してFDAが有する権限は限定的である。これは、それらの食品が輸出前に更に製造/加工されるためである。したがって、FDAはNegasmart社(Austrofoods社へのシナモンの供給業者)又はCarlos Aguilera社(シナモンスティックの加工業者)社に対して直接措置を講じるには限界がある。
 エクアドルの国家衛生規則管理監視局(ARCSA)の当局者は、エクアドルのCarlos Aguilera社が汚染源である可能性が高く、同社は現時点では操業していないと報告している。
 本件の症例数:
有害事象の合計:90例※/報告日範囲:2023年10月17日~2024年1月16日/症例が報告された州:32州/製品の流通:全米
※FDAが受け取った消費者の申立てと食品安全・応用栄養センター有害事象報告システム(CFSAN Adverse Event Reporting System(CAERS))報告書に基づき推定
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/食品医薬品庁(FDA)
情報源(報道) 米国食品医薬品庁(FDA)
URL https://www.fda.gov/food/outbreaks-foodborne-illness/investigation-elevated-lead-chromium-levels-cinnamon-applesauce-pouches-november-2023
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