食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06220630316
タイトル ドイツ連邦消費者保護・食品安全庁(BVL)、食品警告ポータルサイトの2023年の年間統計を公表
資料日付 2024年2月1日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  ドイツ連邦消費者保護食品安全庁(BVL)は2月1日、食品警告ポータルサイトの2023年の年間統計を公表した。概要は以下のとおり。
 連邦各州とBVLは2023年に、共同ポータルサイト「www.lebensmittelwarnung.de」に308件のリコール情報を掲載した。微生物汚染が警告のほぼ3分の1を占めた。このうち、サルモネラ属菌の通知が35件で、再び最も多い原因となっている。これらの細菌は深刻な胃腸疾患を引き起こす可能性がある。
 BVLのFriedel Cramer長官は、「昨年は、微生物汚染が原因で102回も食品がリコールされた」と述べた。サルモネラ属菌、リステリア・モノサイトゲネス、大腸菌などの細菌に加え、カビやウイルスも原因となっている。これらの微生物は生きている家畜にすでに存在し、食肉処理プロセスや生乳などを介してフードチェーンに入り込む。また、収穫、生産、加工の過程で食品が汚染されることもある。
 その他の警告理由には、基準値超過、未認可成分、アレルゲン、異物などがある。「食品が健康に懸念のないことを保証するのは、食品を製造・販売する者の責任である」とCramer長官は説明する。「法的要件を満たさず、安全でないと分類された食品は、市場から撤去されなければならない。」
 2020年(273件)、2021年(282件)、2022年(311件)と、近年報告件数は着実に増加しているが、2023年の報告件数は前年並みである。「一貫して件数が多いのは、ドイツ企業が法定報告義務を果たしていることを示している。企業は今や、公的リコールも信頼性を証明する責任ある経営の一環であると考えている。分析・検査方法が継続的に改良されたため、わずかな汚染も検出できるようになった」と、BVLの食品安全部門責任者であるAndrea Luger博士は語っている。
 Cramer長官は、2024年に向けたニュースを発表した。「lebensmittelwarnung.deポータルの新展開は2024年夏にオンライン化される予定である。将来的には、消費者がスマートフォンで便利に通知にアクセスできるアプリも提供できるようになる。このようなデジタル情報提供のさらなる発展は、健康に関する消費者保護強化に向けてのもうひとつの重要な貢献である。」
 「lebensmittelwarning.de」の2024年1月31日時点における統計情報は以下のURLにて閲覧可能。
https://www.bvl.bund.de/SharedDocs/Downloads/01_Lebensmittel/LMWarnungen-Statistiken/Statistik-LMWarnungen.html?nn=12429764
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦消費者保護・食品安全庁(BVL)
情報源(報道) ドイツ連邦消費者保護・食品安全庁(BVL)
URL https://www.bvl.bund.de/SharedDocs/Pressemitteilungen/01_lebensmittel/2024/02_LMWarnungen.html
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。