食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu06220400104 |
| タイトル | 米国疾病管理予防センター(CDC)、ケソフレスコ及びコティハチーズに関連した複数州にわたるリステリア集団感染に関する情報を公表(初報及び続報) |
| 資料日付 | 2024年2月13日 |
| 分類１ | - |
| 分類２ | - |
| 概要（記事） | 米国疾病管理予防センター(CDC)は2月6日(初報)及び2月13日(続報)、ケソフレスコ(Queso Fresco)及びコティハチーズ(Cotija Cheese)に関連した複数州にわたるリステリア集団感染に関する情報を公表した。概要は以下のとおり。 ・2月6日付け初報 1. CDC、複数州の公衆衛生及び規制当局並びに米国食品医薬品庁(FDA)は複数州にわたるリステリア・モノサイトゲネス集団感染に関して調査を行うために様々な種類のデータを収集している。 2. CDCは2017年と2021年に本集団感染を調査した。以前の調査での疫学的エビデンスにより、ケソフレスコ及び他の類似のチーズが当該集団感染の発生源である可能性が特定されたが、特定のブランドを特定するのに十分な情報はなかった。2023年12月に新たな患者が報告された後、Rizo-Lopez Foods社のチーズ検体から集団感染株が見つかったことを受け、CDCは2024年1月に調査を再開した。 3. 疫学及び直近の検査のデータにより、Rizo-Lopez Foods社製のケソフレスコ及びコティハチーズが本集団感染における病因となったことが示されている。 4. 2024年2月6日の時点で、当該リステリア・モノサイトゲネス集団感染株の感染者計26人が11州(カリフォルニア州、アリゾナ州、コロラド州、他)から報告されている。発症日は2014年6月15日から2023年12月10日までである。情報が得られた26人のうち、23人が入院した。カリフォルニア州及びテキサス州でそれぞれ1人ずつ、計2人の死亡が報告されている。 5. 妊婦においてリステリア菌は流産、早産、又は新生児の生命を脅かす感染症を引き起こす可能性がある。本集団感染では、2人が妊娠中に発症し、1人が流産した。リステリア菌は妊娠中に新生児に感染し得るため、本集団感染の症例数には新生児2人が含まれている。 6. 公衆衛生当局は、患者の年齢、人種、民族的帰属、その他の人口統計情報、及び患者が発症前の1か月間に喫食した食品等、様々な種類の情報を収集している。この情報は調査員が当該集団感染の発生源を特定するのに役立つ手がかりを提供する。 以下は、本集団感染の患者についての統計情報である(「n」は各統計のための情報が得られた人数)。 ・年齢(n=26) 範囲:1歳未満～88歳、年齢中央値52歳 ・性別(n=26) 女性: 58%、男性: 42% ・人種(n=21) 白人: 71%、アメリカ先住民又はアラスカ先住民: 5%、その他の人種区分を報告: 24% ・民族(n=26) ヒスパニック系: 85%、非ヒスパニック系: 15% 7. 州及び地方の公衆衛生当局は、発症前の1か月間に喫食した食品について患者に聞き取り調査を行っている。聞き取り調査を受けた22人のうち、16人(73%)がケソフレスコ、コティハ、又はその他の類似のチーズを喫食したと報告した。特定のブランドを覚えていた人の中で、2014年から2022年の間に発症した3人は、Don Franciscoブランドのケソフレスコ又はコティハを報告した。Don Franciscoはリコール対象となったチーズのブランドの1つである。 8. 全ゲノムシークエンス解析(WGS)により、2014年から現在に至る患者の検体に由来する細菌が遺伝的に近縁であることが示された。これは、当該集団感染の患者が同じ食品により発症したことを示唆している。 2024年1月、ハワイ州保健局の食品医薬品部局は所定の検体採取業務中にRizo-Lopez Foods社製の熟成コティハチーズ製品の検体を収集した。検査により、当該製品中にリステリア菌の集団感染株が確認された。 FDAはRizo-Lopez Foods社の施設で調査を実施し、検査のために食品及び環境検体を収集した。FDAは、包装前のチーズを保管する容器からリステリア菌の当該集団感染株を確認した。 9. 2024年1月11日、ハワイ州当局が熟成コティハチーズ製品にリステリア菌が含まれているのを確認したため、Rizo-Lopez Foods社は当該製品をリコールした。 2024年2月6日、Rizo-Lopez Foods社は自社施設で製造された全てのチーズ及びその他の乳製品をリコールした。また、調査が進行中であるため、これらの製品の製造及び流通を一時的に停止している。 リコール対象である全ての製品を喫食、販売、及び提供してはならない。 ・2月13日付け続報 本件のリコール対象製品の詳細情報は、FDA及び米国食品安全検査局(FSIS)のサイトの以下のURLから入手可能。 ・FDA https://www.fda.gov/food/outbreaks-foodborne-illness/outbreak-investigation-listeria-monocytogenes-queso-fresco-and-cotija-cheese-february-2024#products ・FSIS https://www.fsis.usda.gov/recalls-alerts/fsis-issues-public-health-alert-ready-eat-poultry-products-containing-fda-regulated |
| 地域 | 北米 |
| 国・地方 | 米国 |
| 情報源（公的機関） | 米国／疾病管理予防センター（CDC） |
| 情報源（報道） | 米国疾病管理予防センター（CDC） |
| URL | https://www.cdc.gov/listeria/outbreaks/cheese-02-24/index.html |
（※注）食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要（記事）は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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