食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06220160149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、食品添加物としてのキラヤ抽出物(E999)の再評価、及び用途拡張案の追跡調査に関する科学的意見書を公表
資料日付 2024年2月6日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は2月6日、食品添加物としてのキラヤ抽出物(quillaia extract)(E999)の再評価、及び用途拡張案の追跡調査に関する科学的意見書(2023年12月12日採択、31ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2024.8563)を公表した。概要は以下のとおり。
 キラヤ抽出物(E999)は2019年、EFSAの「食品添加物及び食品用香料に関する科学パネル(FAFパネル)」によって再評価された。EFSAはE999に関し、3 mgサポニン/kg体重/日の許容一日摂取量(ADI)を導出した。評価の際に特定されたデータギャップを補うために行われた欧州委員会のデータ募集を受け、本追跡調査の意見書は、E999に関する欧州連合(EU)の規格の改正を裏付けるために関係事業者(IBO)から提出されたデータを評価する。さらに、本意見書は、乳児及び幼児用のサプリメントを除く、固形状及び液体状で供される食品サプリメントにおいて植物性栄養素の担体として使用するE999の用途拡張案の評価を取り扱う。
 FAFパネルは、用途拡張案が認可された場合、小児、成人及び高齢者に関する平均の範囲の最大値において、及び全集団に関する95パーセンタイルにおいてADIを超過する可能性があると結論した。全ての生の果実及び野菜への光沢剤(glazing agent)の担体として使用するE999の用途拡張案も受理された。申請者からサポニン含有量に基づくE999の使用レベル案に関する情報が提出されなかったため、FAFパネルはこの用途拡張の安全性を評価することができなかった。
 提出された技術的データを検討し、FAFパネルは、E999に関する現行のEU規格のいくつかの改正、主に鉛、水銀及びヒ素に関する最大値を引き下げ、並びにカドミウムとシュウ酸カルシウムに関する最大値を含めるよう勧告した。同パネルはまた、最大値をサポニン基準で表すよう勧告した。同パネルは、定性的な方法でより正確にE999の組成を記述するためにE999の定義を改正するよう勧告した。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8563
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