食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06220090384
タイトル フランス公衆衛生局、同局のX(旧Twitter)で仏領アンティル諸島住民のクロルデコン(Chlordecone)及び他の汚染物質へのばく露に関する調査「Kannari 2」の開始を報道
資料日付 2024年2月1日
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分類2 -
概要(記事)  フランス公衆衛生局は2月1日、同局のX(旧Twitter)で仏領アンティル諸島(Antilles)住民のクロルデコン(Chlordecone)及び他の汚染物質へのばく露に関する調査「Kannari 2」の開始を報じた。概要は以下のとおり。
 Kannari 2は、クロルデコン国家計画IV(2021年~2027年)の一環を成すものである。
1. Kannari 2とは?
 これは、バイオモニタリング調査である。バイオモニタリングとは、食品、日用品、空気、土壌、さらには水の中に存在する化学物質及び汚染物質について、その体内濃度レベル(又は体内負荷量)を測定することである。
 ヒト・バイオモニタリングにより、これらの化学物質が体内に存在する原因となるばく露を監視することができる。ヒト・バイオモニタリングは、血液又は尿検体から、調査対象となる物質を測定する。この測定は、生活のあらゆる場所(住居、職場等)で、また我々の活動や摂取される製品の性質に応じて、(呼吸、食事等を通して)体内に入り込む全てのばく露源を考慮に入れる。
2. なぜ本調査を実施するのか?
 2013年、第一回Kannari調査により、仏領アンティル諸島の住民10人中9人以上からクロルデコンが検出されたことが明らかになった。Kannari 2により、当該ばく露の10年後の推移が研究できる予定である。本調査は、水、土壌、食品、さらには特定の日用品に含まれる他の汚染物質も対象とする。
3. 本調査で、クロルデコンの他に測定される汚染物質とは?
・いくつかの汚染物質は、2013年のKannari調査の際にすでに測定されたものである: リンデン(lindane)、PCB、ヘキサクロロベンゼン
・その他の汚染物質は、今回初めて測定される: グリホサート、ピレスロイド代謝物、重金属(鉛、ヒ素、水銀)
 これらの汚染物質は全て、子供と成人の健康に影響を及ぼす可能性がある。汚染物質の選定は、本調査の現地支援委員会の枠内で、現地の専門家と協議して行われ、また、フランス公衆衛生局が主導する国家バイオモニタリング計画の科学評議会にも諮問された。
4. Kannari 2の目的は?
 本調査には4つの目的がある。
・住民、特に若年層のクロルデコンによる体内負荷量(impregnation)を調査する。
・他の汚染物質、特に殺虫剤及び重金属による住民の体内負荷量を調査する。
・2013年のKannari調査以降の体内負荷量の推移を調査する。
・労働環境、生活の場、食習慣等が体内負荷量に及ぼす影響を調査する。
5. Kannari 2には誰が参加できるのか?
 全ての成人及び6歳以上の子供が対象となる。グアドループ(Guadeloupe)島嶼群(Grande-Terre島及びBasse-Terre島)又はマルティニーク(Martinique)島に6か月以上居住する3,000人が無作為に選ばれる。出産年齢の女性(15歳~49歳)、農業従事者、漁業従事者、汚染区域に居住する人々には特に注意が払われる。
 当該調査に関する詳細は以下のURLから閲覧可能。
https://www.kannari2.fr/
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス公衆衛生局
情報源(報道) フランス公衆衛生局
URL https://twitter.com/SantePubliqueFr/status/1752752538078621744
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