食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06200650316
タイトル ドイツ連邦消費者保護食品安全局(BVL)、遺伝子工学と種子に関する連邦州による検査結果(2023)を公表
資料日付 2024年1月11日
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概要(記事)  ドイツ連邦消費者保護食品安全局(BVL)は1月11日、遺伝子工学と種子に関する連邦州による検査結果(2023)を公表した。概要は以下のとおり。
 2023年の分析(対象期間:2022年10月1日~2023年9月30日)では、LAG(遺伝子工学に関する連邦/州合同作業グループ)によると、連邦州公式試験機関において、遺伝子組換え生物(GMO)の含有に関して、11種類の作物の合計818の種子サンプルが検査された。昨年同様、2023年の分析では、検査したいずれの種子ロットからもGMOは検出されなかった。
 トウモロコシ(スイートコーンを含む)とナタネ(冬ナタネと春ナタネ)が、それぞれ61%と28%を占めた。
 2021年と2022年に引き続き、連邦各州のパイロットプロジェクトの一環として、スイートコーンの種子がGMO含有の検査対象となった。このパイロットプロジェクトは、ハンガリーの管理当局が以前、ドイツ経由で流通した米国原産のスイートコーン種子から未認可のGMOが微量に検出されたことが背景となって開始された。
 過去3年間の分析年と同様に、一時的措置として亜麻仁種子の検査も実施された。改めて亜麻仁種子の検査が実施された理由は、2020年に収穫された亜麻仁サンプルから未認可のGMOが検出されたためである。
その他の作物種として、ダイズ、シュガービート(テンサイ)、マスタード、トマト、ズッキーニ、赤カブについて検査が実施されたが、サンプル数は僅かであった。
 「背景」
 ドイツにおける種子モニタリングは連邦各州の管轄である。公式の種子検査結果は、連邦州がインターネット(www.lag-gentechnik.de/saatgut.html)で定期的に公表している。サンプリングおよび分析は通常、GMOが検出された場合、該当する種子を適切な時期に回収することが可能で、播種されないようなタイミングで行われる。国内で生産された種子ロットや市場に出回っている種子および輸入種子も検査される。ドイツでの認証のために提出された種子ロットの少なくとも10%が分析される。すべての分析は、サンプリングと種子中のGMOの検出のための標準化された方法を用いて実施される。この方法は遺伝子工学法第28b条に基づき、BVLが公式の手順コレクションのなかで公開している。
 EUでは現在、ヨーロッパアワノメイガ(European corn borer)耐性トウモロコシMON 810の遺伝子組換えを有するGMOトウモロコシ品種のみが許可されている。しかし、この遺伝子組換えを有する植物は、ドイツでは2009年以降国内での栽培禁止の対象となっている。2015年3月11日の指令(EU) 2015/412の発効後、ドイツでは、MON 810と現在EUで栽培については決定が保留されている他の遺伝子組換え植物について、いわゆる「オプトアウト」オプションを採用している。したがって、ドイツは他のEU加盟国と同様にこれらのGMOの栽培許可の利用から免除される。
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦消費者保護・食品安全庁(BVL)
情報源(報道) ドイツ連邦消費者保護・食品安全庁(BVL)
URL https://www.bvl.bund.de/SharedDocs/Fachmeldungen/06_gentechnik/2024/2024_01_11_Gentechnik_und_Saatgut-2023.html
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