食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05970320149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、Starlinger社iV+ テクノロジーに基づいて使用済PETを食品接触材料としてリサイクルするために用いるプロセスAlef Recyclingの安全性評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2022年12月8日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は2022年12月8日、Starlinger社iV+ テクノロジーに基づいて使用済PETを食品接触材料としてリサイクルするために用いるプロセスAlef Recyclingの安全性評価に関する科学的意見書を公表した(2022年11月14日承認、13ページ、doi:10.2903/j.efsa.2022.7672)。概要は以下のとおり。
 食品接触材料、酵素および加工助剤に関するEFSAのパネル(CEP)は、Starlinger社(※訳注 オーストリアに本社があるプラスチック再生機メーカー)のiV+テクノロジーを使用するリサイクルプロセスAlef Recycling (EU登録番号RECYC265)の安全性を評価した。入力材料は、熱アルカリ性水溶液で処理して乾燥させたポリエチレンテレフタレート(PET)フレークであり、それらは主にPET含有率最大5%の非食品消費者向け製品などの収集された使用済PET容器に由来する。PETフレークは、最初の反応容器で乾燥、結晶化され、そしてペレットに押出成形される。ペレットは、結晶化され、予熱され、そして固相重縮合(SSP)反応容器で処理される。提出された負荷試験を調査した結果、パネルは、乾燥と結晶化(ステップ2)、押出成形と結晶化(ステップ3)およびSSP(ステップ4)が汚染物質除去効率の決定に重要であると結論した。これらの重要なステップの出来映えを決める運転パラメータ(operating parameter)は、乾燥と結晶化ステップにおける温度、空気とPETの比率、および滞留(反応)時間、そして押出成形と結晶化ステップおよびSSPステップにおける温度、圧力、滞留(反応)時間である。当該リサイクルプロセスで潜在的な未知の汚染物質が食品に移行するレベルは、控えめなモデルに基づく移行レベル0.1 μg/kg食品を確実に下回ることが実証された。したがって、パネルは、当該プロセスでリサイクルされたPETは、ホットフィル(hotfill)工程の有無にかかわらず、室温で長期保管される飲料水を含むあらゆる種類の食品と接触する材料および製品の製造に最大100%使用しても安全性の懸念を引き起こさないと結論した。当該プロセスでリサイクルされたPETの最終製品は電子レンジや電気オーブンでの使用が意図されていないため、そのような用途については当該評価では検討されていない。
(注)使用済PETを食品接触材料にリサイクルするために用いるプロセスの安全性評価に関する同様の科学的意見書が、以下の通り公表された。
1. The recoSTAR PET FGテクノロジーに基づくプロセスEster Industries
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7653
2. PET direct iV+ テクノロジーに基づくプロセスEcoBlue
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7654
3. Starlinger社iV+ テクノロジーに基づくプロセスrPET Aviv Shalam
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7670
4. Starlinger社iV+ テクノロジーに基づくプロセスDuy Tan Plastic Recycling
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7671
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7672
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