食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05970150475
タイトル フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、「ケーキデザイン」に使用されるデコレーションパウダーについて注意を喚起
資料日付 2022年12月9日
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概要(記事)  フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は12月9日、「ケーキデザイン」に使用されるデコレーションパウダーについて注意を喚起した。概要は以下のとおり。
 フランスでは、アトリエでも自宅でも、シュガーペーストやパウダー、色素等を用いてケーキを作り、デコレーションする技術である「ケーキデザイン」の実践が広まっている。ケーキにメタリックな外観を与えるために、様々な種類のデコレーション製品、特に金色、銀色、赤銅色のデコレーションパウダーを取り揃えておく必要がある。しかし、その使用にはリスクが伴う。
 2021年、毒物管理センターは、同一シリーズの商品のデコレーションパウダーを誤って吸い込んだ症例3件を報告した。吸い込んだ者はすぐに咳、呼吸困難、発熱を示した。特に、一人の子供は、母親が扱っていた金色のメタリックパウダーを吸い込んで、救急搬送された。
 原因のパウダーのパッケージの表示には、食用であるため「毒性はない」と記載されていたが、それでもこのパウダーを誤って吸い込むと、呼吸障害を引き起こした。
 また、非食用デコレーションパウダー(ケーキスタンド等に塗布するためのもの)が、食用パウダーのパッケージに似た包装で販売されている。表示には「食用ではない」と記載されてはいるが、それはいつも目につくわけではない。パッケージが似ているため混同の元となりかねず、消費者が重金属中毒のリスクのある非食用メタリックパウダーを摂取する恐れがある。
 中毒を回避するために、ANSESは以下の勧告を行う。
・これらのデコレーションパウダーを購入することや、ケーキに使用する前に、食用と書かれているかどうかを確認すること。
・食用であるか否かに関わらず、これらのパウダーは非常に細かく軽く飛散しやすいため、十分に換気された部屋で使用すること。
・子供の手の届かない場所に保管すること。
 当該記事の詳細(Vigil’Anses No.18(2022年11月))は以下のURLから閲覧可能。
https://vigilanses.anses.fr/sites/default/files/VigilAnsesN18_Novembre2022_Cakedesign.pdf
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
情報源(報道) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
URL https://www.anses.fr/fr/content/cake-design-attention-poudres-decoratives
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