食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05960700160
タイトル 英国食品基準庁(FSA)、消費者意識調査「Food and You 2:Wave 3-4北アイルランド」の結果を公表
資料日付 2022年12月5日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  英国食品基準庁(FSA)は12月5日、消費者意識調査「Food and You 2:北アイルランドWave 3-4」の結果を公表した。概要は以下のとおり。
 2022-2027年戦略において示されたFSAのビジョンは、以下のような食品システムである。
・食品は安全である
・食品は表示通りである
・食品はより健康的で、より持続可能である
 Food and You 2は、イングランド、ウェールズ、北アイルランドにおける食品安全及びその他の食品問題に関連する消費者の知識、態度、行動を自己申告により定期的に測定し、このビジョンに対するFSAの進捗をモニターし、政策決定に資することを目的としている。
 Food and You 2フィールドワーク: Wave 3は、2021年4月28日から6月25日の間に実施された。イングランド、ウェールズ、北アイルランドの4
,338世帯から合計6
,271人の成人が調査に参加した。北アイルランドでは、合計1
,626人の成人が調査に参加した。
 Food and You 2フィールドワーク: Wave 4は、2021年10月18日から2022年1月10日の間に実施された。イングランド、ウェールズ、北アイルランドの4
,026世帯から合計5
,796人の成人がPush to Web調査に参加した。北アイルランドでは、合計1
,575人の成人が調査に参加した。
 主な結果(https://www.food.gov.uk/research/fy2-wave-3-4-ni-executive-summary):
1. 信用できる食品
(1)食品の安全性及び真正性への信頼
・94%が、自分が買う食品は安全に摂取できるものと信頼している。
・88%が、食品表示の記載情報が正確なものと信頼している。
(2)フードサプライチェーンへの信頼
・76%が、フードサプライチェーンを信頼している。
・農業従事者(90%)、店舗・スーパーマーケット(85%)、レストラン(85%)に対する信頼は、テイクアウト(68%)、フードデリバリー(Just Eat、Deliveroo、Uber Eats等) (47%)に対する信頼よりも高い。
(3)FSAに対する認知度、信用及び信頼
・91%が、FSAについて聞いたことがある。
・81%はFSAについてある程度知っており、「食品が安全であり、表示通りである」ことを確認するためにFSAを信用している。
・86%が、FSA(または食品安全担当政府機関)は食品関連リスク(食中毒や食品によるアレルギー反応等)から国民を守るものとして信頼できると答え、84%が、FSAが食品関連リスクについて国民に開かれたコミュニケーションを行っていると回答し、85%が、食品関連リスクが確認される際にはFSAが適切に対処するものと信頼していると回答した。
(4)食品に関する懸念
・88%は、自分たちが食する食品に関する懸念はないと回答し、懸念があると回答したのはわずか12%。
・回答者は、食品に関連する多くの問題について、選択肢の中から懸念があるものを選択。最も多かったのは、食品廃棄物(63%)、食品中の糖分量(54%)、食品価格(52%)。
(5)食料安全保障
・北アイルランド、イングランド、ウェールズ全体の82%が、食料安全が保障されている状態(70%が高い、12%がややそうである(marginal))、18%が食料不安の状態(10%が低い、7%が非常に低い)に分類された。
(6)外食及びテイクアウト
・59%がテイクアウト専門店またはレストランからのテイクアウトを利用し、58%がカフェ、コーヒーショップまたはサンドイッチショップ(イートインまたはテイクアウト)を利用し、57%はレストラン店内で食事をした。8%は、過去4週間においてリストにある食品事業者の食品を一切食べていない。
・92%が、食品衛生ランク付け制度(FHRS)について聞いたことがある。65%が、FHRSについて聞いたことがあり、少なくとも少しは知識がある。
(7)食物アレルギー、不耐症、その他の過敏症
・79%は食物過敏症ではないと回答。10%が食物不耐性、3%が食物アレルギー、1%がセリアック病を有すると回答。
2. 家庭での食事
消費期限(use-by dates)
・69%が、消費期限は食品がもはや安全に摂取できないことを示す情報であると認識。
・71%が、食品を調理・準備する前に消費期限を必ず確認する。
・過去1ヶ月の期間において、消費期限を過ぎた場合は摂取していないと回答した製品は、甲殻類及び軟体動物(shellfish)89%、その他の魚類86%、燻製魚類80%。
3. 食品の購入及び表示
(1)食品購入場所
・80%はスーパーマーケットあるいは小規模スーパーマーケット、65%は地元商店、新聞販売店、ガレージ商店で最低週一回以上購入。
・食品購入の際は屡々(常にあるいはほとんどの場合)、消費期限(90%)、あるいは、賞味期限(90%)を確認。
(2)アレルゲン表示における信頼
・84%は、食品アレルギーや不耐性をもつ人に配慮して買い物しており、食品表示に記載される情報により、悪いまたは不快な身体反応を引き起こす食品を識別することができると確信している。
・ばら売りの食品を購入した回答者が、これらの食品の識別により確信をもつのは個人経営の食品店(68%)、スーパーマーケット実店舗(67%)、スーパーマーケットのオンラインショップ(64%)においてであり、食品市場または屋台で食品を購入する場合は、あまり確信がもてない(51%)。
(3)持続可能性と環境への影響
・28%が、環境負荷の低い食品をしばしば(常にあるいはほとんどの場合)、購入している。
・55%は、加工食品をあまり摂取しないこと、44%は、食品廃棄物を最小限に抑えること、44%は、より多く果物や野菜を摂取することが、持続可能な食生活に最も貢献すると考える。
・60%が、持続可能な食品購入の選択で最も貢献するのは、地元で生産された食品あるいは旬の食品の購入であると考え、43%が、最小限の包装あるいは包装がない食品を購入することだと考えているが、10%は、持続可能な食品購入の選択に、何が最も貢献するのかわからないと回答。
(4)健康的な食事
・普段の食事がどの程度健康的であるかを尋ねたところ、67%が普段食べているものはかなり健康的であると答え、20%が健康でも不健康でもないと回答。
・79%が、毎日またはほとんどの日に果物及び野菜を摂取している。
・健康的な食生活に最も重要な要素は、果物及び野菜を摂取すること(94%)、水をたくさん飲むこと(70%)、塩分を控えること(61%)、魚を摂取すること(61%)であると考えられている。
 当該報告書は以下URLから閲覧可能(PDF、95ページ)。
https://www.food.gov.uk/sites/default/files/media/document/FY2_W3-4%20Northern%20Ireland%20Key%20Findings.pdf
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) 英国食品基準庁(FSA)
情報源(報道) 英国食品基準庁(FSA)
URL https://www.food.gov.uk/research/fy2-wave-3-4-ni-introduction
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
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