食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05960430301
タイトル 論文紹介:「冷凍詰め物入り鶏肉製品の調理に消費者が使用する器具、米国、2022年5月~7月」
資料日付 2022年12月2日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
概要(記事)  MMWR(2022
, 71(48):1511-1516、doi: 10.15585/mmwr.mm7148a2)に掲載された論文「冷凍詰め物入り鶏肉製品の調理に消費者が使用する器具、米国、2022年5月~7月(Appliances Used by Consumers to Prepare Frozen Stuffed Chicken Products - United States
, May-July 2022)、著者KE Marshall (Division of Foodborne
, Waterborne
, and Environmental Diseases
, National Center for Emerging and Zoonotic Infectious Diseases
, CDC
, 米国)ら」の概要は以下のとおり。
 パン粉をまぶした冷凍の詰め物入り生鶏肉製品は、サルモネラ属菌の集団感染に何度も関与している。これらの製品はパン粉を固定するために部分的に加熱されるため、しばしば加熱調理されているように見える。その見た目とは異なり、これらの製品を安全に喫食するためには、製品の内部温度が165℉(74℃)に達するまで加熱調理する必要がある。これらの製品が生であることをより明確に示すために、製造者は2006年にラベル表示の変更を開始しており、その多くでは調理に電子レンジを使用しないよう警告し、検証されたオーブン専用の加熱調理方法を提示している。しかしこれらのラベル表示変更後も、集団感染は引き続き発生した。
 本報告では、冷凍詰め物入り鶏肉製品を調理する人の人口統計学的特性及びこれらの調理に使用する器具について記述するため、2022年5月から7月のパネル調査のデータを分析した。ほとんどの回答者(82.7%)はこれらの調理方法の一つとしてオーブンを使用していたが、半数以上(54.0%)の回答者は別の器具も使用しており、これには電子レンジを使用した29.0%が含まれる。世帯収入が25
,000ドル未満の回答者や、トレーラーハウスなどの移動可能な住宅に住む回答者では、オーブンを使用する割合が低かった(それぞれ68.9%及び66.5%)。これらの製品を加熱調理するために電子レンジを使用すると報告した回答者のうち、8%は製品を十分に加熱調理するには不十分である可能性のある750W以下の出力の電子レンジの使用を報告した。
 経済的な要因やその他の要因が、一部の人たちでは推奨される調理器具の利用に影響している可能性がある。企業は、安全性を確保するために、ラベル表示や消費者の調理慣行に強く依存せず、十分に加熱調理した上で販売することやサルモネラ属菌のレベルを監視及び検査するなど、これらの製品中のサルモネラ属菌の量を管理又は低減することに焦点を当てた介入を追加で実施することを検討することもできる。これらの知見は、消費者が冷凍詰め物入り鶏肉製品を安全に調理する際に直面しうる課題を強調し、規制当局及び業界が同製品に関連する集団感染や疾病を予防するための戦略の一助となる。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) その他
情報源(報道) MMWR(2022 71(48):1511-1516)
URL https://www.cdc.gov/mmwr/volumes/71/wr/mm7148a2.htm
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。