食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05960420316
タイトル ドイツ連邦消費者保護・食品安全庁(BVL)、牛ひき肉、包装済みサラダ、既成の生地等の食品モニタリングの最終結果を公表
資料日付 2022年12月1日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  ドイツ連邦消費者保護・食品安全庁(BVL)は12月1日、牛ひき肉、包装済みサラダ、既成の生地等の食品モニタリングの最終結果を公表した。概要は以下のとおり。
 志賀毒素産生性大腸菌(STEC)は急性腸炎を発症させる。食品監視当局の調査において、この細菌は牛ひき肉、包装済みサラダ、(ベーキング用)既成生地やベーキングミックスから検出されている。これらの結果について、ベルリンで開催されたBVLと(各州の)州消費者保護協会(LAV)との共同記者会見「ドイツにおける食品安全」で発表された。
1. 牛ひき肉中の病原菌について
 牛ひき肉の公的検査で病原性を持つ可能性のある細菌が検出された。検体の6.7%にSTECが、21.5%にリステリア菌(Listeria monocytogenes)が含まれていた。幼児、高齢者、免疫機能低下者及び妊婦など感受性の高い消費者グループは、十分に加熱された牛ひき肉のみを摂取すべきである。
 当該内容の詳細は下記のURLから入手可能。
https://www.bvl.bund.de/SharedDocs/Pressemitteilungen/01_lebensmittel/2022/2022_PM_JPK_Hackfleisch.html
2. 病原菌による汚染が多い包装済みサラダについて
 2021年に実施された人獣共通感染症のモニタリングにおいて、包装済み製品のサラダ菜、ルッコラ及びリーフレタスの400検体以上を検査した。検体のほぼ2つに1つ(46.7%)からいわゆるセレウス菌(Bacillus cereus)と推定される細菌が検出された。当該細菌は菌数が多い場合には嘔吐や下痢を引き起こす可能性がある。STECやリステリア菌も少量検出された。サラダは生で摂取され、細菌は加熱により殺菌されないため、感受性の高い消費者グループは念のため包装済みサラダの摂取を避けるべきである。
 当該内容の詳細は下記のURLから入手可能。
https://www.bvl.bund.de/SharedDocs/Pressemitteilungen/01_lebensmittel/2022/2022_PM_JPK_Fertigsalate.html
3. 野菜チップスと黒焼きオリーブに含まれるアクリルアミドについて
 アクリルアミドの発がん性や変異原性は否定できない。アクリルアミドは食品を焼いたり、炒めたり、揚げたりすることで生成される。公的調査では、野菜チップスや黒焼きオリーブで高濃度のアクリルアミドが指摘された。消費者保護の観点からアクリルアミド含有量を最小限にする措置が更に必要である。
 当該内容の詳細は下記のURLから入手可能。
https://www.bvl.bund.de/SharedDocs/Pressemitteilungen/01_lebensmittel/2022/2022_PM_JPK_Acrylamid.html
4. 寿司(Sushi)の食品偽装について
 寿司は米や野菜に加えて、魚介類も多く使用される。サケやマグロといった「定番」に加え、高価な具材も提供される。食品偽造業者は、これを安価な具材と不正に入れ替え、違法に利益を上げている。魚介類の公的検査において、全検体の8.1%に表示と異なる魚種が検出された。
 当該内容の詳細は下記のURLから入手可能。
https://www.bvl.bund.de/SharedDocs/Pressemitteilungen/01_lebensmittel/2022/2022_PM_JPK_Betrug_Sushi.html
5. 間食には注意!生の生地のリスクについて
 STECはドイツにおける細菌性の下痢の最大要因の一つである。既成の生地やベーキングミックスを対象とした最近の調査で、10検体中1検体の割合(訳注:335検体中35検体(10.4%))でSTECが検出された。消費者は十分加熱された生地や焼き菓子を摂取すべきである。
 当該内容の詳細は下記のURLから入手可能。
https://www.bvl.bund.de/SharedDocs/Pressemitteilungen/01_lebensmittel/2022/2022_PM_JPK_STEC_Fertigteig.html
6. 玩具の発がん性物質(多環芳香族炭化水素)をゼロに
 多環芳香族炭化水素(PAHs)は、その多くがゴムやプラスチック製の物体に含まれると想定される発がん性物質である。最新のモニタリングでは、玩具や体に触れる素材について、発がん性と分類される8種類のPAHs含有量を検査した。その結果、ほぼ全ての検体(99.7%)で規制値が守られていた。
 当該内容の詳細は下記のURLから入手可能。
https://www.bvl.bund.de/SharedDocs/Pressemitteilungen/03_verbraucherprodukte/2022/2022_PM_JPK_PAC_Bedarfsgegenstaende.html
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦消費者保護・食品安全庁(BVL)
情報源(報道) ドイツ連邦消費者保護・食品安全庁(BVL)
URL https://www.bvl.bund.de/SharedDocs/Pressemitteilungen/01_lebensmittel/2022/2022_PM_Jahrespressekonferenz.html
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。