食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05960390149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)及び欧州疾病予防管理センター(ECDC)、欧州連合/欧州経済領域(EU/EEA)、イスラエル及び英国で発生した鶏肉の喫食に関連する可能性のある複数国にわたるSalmonella Mbandaka ST413集団感染に関するECDC-EFSA共同迅速集団感染リスク評価書を公表
資料日付 2022年11月30日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)及び欧州疾病予防管理センター(ECDC)は11月30日、欧州連合/欧州経済領域(EU/EEA)、イスラエル及び英国で発生した鶏肉の喫食に関連する可能性のある複数国にわたるSalmonella Mbandaka ST413集団感染に関するECDC-EFSA共同迅速集団感染リスク評価書(13ページ、2022年11月30日採択、doi: 10.2903/sp.efsa.2022.EN-7707)を公表した。概要は以下のとおり。
 2021年9月以降、EU/EEA、イスラエル及び英国においてSalmonella Mbandaka ST413による国境を越えた集団感染が続いている。2022年11月8日までに、欧州の症例定義に基づく196症例が、チェコ(n=5)、エストニア(n=3)、フィンランド(n=89)、フランス(n=10)、ドイツ(n=2)、アイルランド(n=1)、オランダ(n=1)、英国(n=81)及びイスラエル(n=4)で報告されている。19例が入院し、5例が敗血症を発症した。英国で1例が死亡した。
 フィンランド及び英国の症例への聞き取り調査に基づくと、喫食用調理済み(RTE)鶏肉製品及び/又は生鮮鶏肉が感染経路である可能性が高い。フィンランドの15例は、3種類のブランドの6つのRTE製品の喫食を報告した。全15例が少なくとも1つのRTE鶏肉製品を喫食していた。2製品は、エストニアのA社及びフィンランドのB社が使用する同一のブランド名で販売されていた。購入データなどの追加情報、また該当製品を販売している食料品店チェーン及びフィンランドのB社への問い合わせに基づき、フィンランドの食品当局は、これらの製品をエストニアのA社に関連付けた。しかしながらこの関連について、バッチの特定や微生物学的エビデンスによる確証は得られなかった。エストニアのA社は、様々な供給業者から加工鶏肉を納入していたが、食品・飼料早期警戒システム(RASFF)による追加情報は無く、従って、感染源としてのエストニアのA社の寄与は立証できなかった。
 疫学データ及びヒト分離株の全ゲノムシークエンス解析に基づく微生物学的エビデンスは、様々な食品流通経路を介した複数のアクティブな感染源が存在し、鶏肉供給チェーンの上流に共通の汚染源がある可能性を示している。汚染源が特定され管理されるまで、EU/EEAで新たな症例が発生する可能性は高い。
 汚染源やその起源を特定するために、公衆衛生及び食品安全当局による更なる調査が必要である。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://efsa.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/sp.efsa.2022.EN-7707
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