食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05960110160
タイトル 英国食品基準庁(FSA)、硝酸塩サーベイランス監視プログラム年次報告 (2021年5月~2022年3月)を公表
資料日付 2022年12月6日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  英国食品基準庁(FSA)は12月6日、硝酸塩サーベイランス監視プログラム年次報告 (2021年5月~2022年3月)を公表した。概要は以下のとおり。
 欧州委員会(EC)の規制の一環として、すべての加盟国は特定食品中の硝酸塩濃度を監視・報告することが求められており、英国もまた、英国において維持されたEU法の見直しを支援し、最大硝酸塩濃度に関する政策設定に資することを目的としたデータ収集の一部として、この情報を求めている。英国硝酸塩サーベイランスプログラムは、レタス、ほうれんそう、ルッコラに含まれる硝酸塩のモニタリングの実施要件を満たしている。結果は2021年4月1日から2022年3月31日の間の期間について示されている。
 サンプリング期間内に収集された合計202検体は、レタス130検体、ルッコラ9検体、ほうれんそう26検体から構成されている。さらに37検体が「その他の緑葉野菜」に分類され、マスタード、水菜、セロリ、チンゲンサイ、キャベツなどの検体で構成されている。最も低い平均硝酸塩濃度は夏栽培のアイスバーグレタス(935.2 mg/kg)で記録され、アイスバーグ検体で最大硝酸塩濃度を超えるものはなかった。最も高い平均硝酸塩濃度は、レタスグループの施設栽培で育てられた冬栽培の非アイスバーグレタス(3242.2 mg/kg)、及び冬栽培のルッコラ全体(4271.2 mg/kg)であった。
 最大閾値を超えた検体数は、今年は合計7検体に増加した(夏に採取された露地栽培の非アイスバーグレタス2検体、夏に採取された施設栽培の非アイスバーグレタス1検体、ほうれんそう3検体)。さらに4検体は最大閾値の10%以内であった。
 このプロジェクトの前年度と同様に、硝酸塩濃度及びサンプリング日の間に強い相関が見られ、シーズンの後半に採取された検体はより高い濃度を示した。これは特に光量、利用可能な土壌水分、連作に伴う肥料投与による土壌中の硝酸塩の蓄積など、硝酸塩の蓄積及び気候の相互作用の可能性を示している。さらに,硝酸塩の蓄積、製品の種類、栽培の種類との間には有意に認められる相互作用があり、英国において栽培される葉物野菜における硝酸塩蓄積に関連する危険因子をより良く特定するために、さらなる調査が可能である。
(訳者追記)
 英国の野菜における硝酸塩の最大閾値(mg/kg)
 レタス類 2000 (アイスバーグレタス、屋外栽培) ~ 5000 (非アイスバーグレタス、屋内栽培、収穫期間10月1日~3月31日)
 ほうれんそう 3500
 ルッコラ 7000(収穫期間10月1日~3月31日)、6000(収穫期間4月1日~9月30日)
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) 英国食品基準庁(FSA)
情報源(報道) 英国食品基準庁(FSA)
URL https://www.food.gov.uk/research/nitrate-surveillance-summary
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