食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05950250149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、二酸化硫黄-亜硫酸塩類(E220-E228)の再評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2022年11月24日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は11月24日、二酸化硫黄(E220)、亜硫酸ナトリウム(E221)、亜硫酸水素ナトリウム(E222)、メタ重亜硫酸ナトリウム(E223)、メタ亜硫酸カリウム(E224)、亜硫酸カルシウム(E226)、亜硫酸水素カルシウム(E227)及び亜硫酸水素カリウム(E228)の再評価に関する科学的意見書(2022年9月28日採択、139ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2022.7594)を公表した。概要は以下のとおり。
 2016年、当該物質等(E220-E228)は再評価され、その結果0.7 mg 二酸化硫黄当量/kg体重/日の暫定的な許容一日摂取量(ADI)が設定された。欧州委員会のデータ募集を受けて、本追加報告書は関連事業者(IBO)から提出されたデータ及び利用可能な公開文献において特定された追加のエビデンスを評価した。
 再評価において説明されたデータギャップに対応する生物学的データや毒性学的データはIBOから提出されなかった。文献検索から特定されたデータを考慮し、EFSAの「食品添加物及び香料に関する科学パネル」(FAFパネル)は、以前の再評価において特定された不確実性の大きな減少はないと結論した。したがって、同パネルは利用可能な毒性データベースはADIを導出するには不適切であると考察し、現行の暫定的グループADIを撤回した。
 ばく露マージン(MOE)法がこれらの食品添加物に対するリスクを評価するために適切であると考察された。視覚誘発電位の潜時の延長(prolonged visual evoked potential latency)に基づき、以前の70mg 二酸化硫黄当量/kg体重/日よりも低い38 mg二酸化硫黄当量/kg体重/日のベンチマークドースの信頼下限値が評価された。MOEの評価に対して80の評価係数が適用された。精緻化(refined)したばく露シナリオ(データセットD)を用いた場合、推定食事性ばく露量は、95パーセンタイル範囲の最大値での青年を除く全集団グループでMOEが80を下回った。最大許容レベルを用いて評価した食事性ばく露量は、平均値の範囲の最大値では全集団グループで、及び95パーセンタイル範囲の最小値及び最大値でのほとんどの集団グループでMOEが80以下であった。
 当該パネルは、この結果は両方の食事性ばく露のシナリオに対して安全性の懸念を提起すると結論した。当該パネルはまた、IBOから提出されたデータに基づき、当該物質等中に存在する有害元素に対するリスク評価を実施し、ヒ素、鉛及び水銀に関する欧州連合(EU)の規格における最大基準値を引き下げるべきであり、カドミウムに対する最大基準値を導入すべきであると結論した。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7594
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