食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05950240149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、β-ガラクトシダーゼ供給源としての非遺伝子組換えHamamotoa singularis YIT 10047株の安全性を評価した科学的意見書を公表
資料日付 2022年11月22日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は11月22日、β-ガラクトシダーゼ供給源としての非遺伝子組換えHamamotoa singularis YIT 10047株の安全性を評価した科学的意見書を公表した(10月27日採択、PDF版15ページ、DOI:https://doi.org/10.2903/j.efsa.2022.7650)。概要は以下のとおり。
 本評価は、生産に使用される酵母細胞から分離されてないβ-ガラクトシダーゼを対象とする。
 当該食品用酵素β-ガラクトシダーゼ(β-D-ガラクトシド・ガラクトヒドロラーゼ、EC 3.2.1.23)は、ヤクルト薬品工業株式会社(Yakult Pharmaceutical Industry Co.
, Ltd.)により、非遺伝子組換えHamamotoa singularis(旧Sporobolomyces singularis) YIT 10047株を用いて生産される。
 当該酵母細胞懸濁液には、酵母の生細胞及び死細胞の双方が含まれる。
 当該酵母細胞懸濁液は、ガラクトオリゴ糖(GOS)の生産に使用されることが意図されている。GOSの最終製品には、H. singularisの生細胞は含有されない。
 欧州集団における当該食品用酵素総有機固形物(TOS)への食事性ばく露は、1日あたり最大0.683 mg TOS/kg体重と推定された。
 当該細胞懸濁液の遺伝毒性試験では、安全性上の懸念は示されていない。全身毒性は、ラットを用いた90日間反復経口投与毒性試験により評価された。EFSAの食品接触材料・酵素・加工助剤に関するパネル(CEPパネル)は、試験された最高用量である296.25 mg TOS/kg体重/日を無毒性量と特定し、これを推定食事性ばく露量と比較した結果、ばく露マージンは434を超過した。
 当該β-ガラクトシダーゼのアミノ酸配列と既知のアレルゲンとの類似性を検索したところ、一致は検出されなかった。CEPパネルは、意図された使用条件下において、食事性ばく露によるアレルギー性感作及び誘発反応のリスクは排除されないと判断するが、当該事象が発生する可能性は低いと考える。
 提供されたデータに基づき、CEPパネルは、β-ガラクトシダーゼ供給源として使用される本酵母懸濁液は、意図された使用条件下において安全性上の懸念を提起しないと結論する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7650
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