食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05910540294
タイトル 世界保健機関(WHO)、人獣共通感染症のインフルエンザに関する概要及び評価報告書(2022/6/28~2022/8/30)を公表(鳥インフルエンザA(H7N9)及びA(H9N2)ウイルス)
資料日付 2022年8月30日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  世界保健機関(WHO)は9月、人獣共通感染症のインフルエンザに関する概要及び評価報告書(2022/6/28~2022/8/30)を公表した(6ページ)。鳥インフルエンザA(H7N9)及びA(H9N2)ウイルスに関する概要は以下のとおり。
・鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルス
 直近数か月に、動物におけるインフルエンザA(H7N9)ウイルスの検出について、中国又はその他の国の動物衛生当局から公式に入手可能な報告はなかった。
 全体として、リスク評価に変更はない。
・鳥インフルエンザA(H9N2)ウイルス
 2022年6月27日の前回のリスク評価以降、インフルエンザA(H9N2)ウイルス感染によるヒト症例1例が中国から報告された。
 2022年8月8日、中国は8月1日に発症した広東省の1歳半の男児の症例1例をWHOに通知した。患者は軽症であったが8月2日に入院し、その後回復した。患者は発症前に市場で生きた家きんへのばく露があった。当該生きた家きん市場由来の環境検体はインフルエンザA(H9)ウイルスに検査陽性であった。報告時点で家族に症状を示したものはいなかった。当該症例はインフルエンザ様疾患(ILI)監視で検出された。
 鳥インフルエンザA(H9N2)ウイルスは、アジアの家きんで風土病化しており、アフリカの家きんでの報告が増加している。
 リスク評価
(1)鳥インフルエンザA(H9N2)ウイルス感染の更なるヒト症例が発生する可能性
 ヒト症例のほとんどは、感染した家きん又は汚染された環境へのばく露の後に発生している。報告されたヒトの感染では、軽度の臨床疾患となる傾向がある。当該ウイルスは家きん集団において検出され続けているため、更なるヒトの症例が予想される。
(2)鳥インフルエンザA(H9N2)ウイルスがヒトからヒトへ伝播する可能性
 症例のクラスターは報告されていない。現在の疫学的及びウイルス学的エビデンスでは、世界インフルエンザ・サーベイランス及び対応システム(GISRS)により評価されたインフルエンザA(H9N2)ウイルスはヒト間での持続的な伝播能力を獲得していないと示唆されているので、その可能性は低い。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 世界保健機関(WHO)
情報源(報道) 世界保健機関(WHO)
URL https://www.who.int/publications/m/item/influenza-at-the-human-animal-interface-summary-and-assessment-30-aug-2022
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