食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05910040150 |
タイトル | 欧州化学品庁(ECHA)は2022年9月2日、REACH規則の高懸念物質リスト(SVHCリスト)にビスフェノールSなど9種類の物質を追加する提案に対する意見募集を開始 |
資料日付 | 2022年9月2日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州化学品庁(ECHA)は2022年9月2日、REACH規則の高懸念物質リスト(SVHCリスト)にビスフェノールSなど9種類の物質を追加する提案に対する意見募集を開始した。募集期限は2022年10月17日まで。 対象の物質は、次のとおり。 1. 4 ,4’-スルホニルジフェノール(ビスフェノールS (BPS)) (4 ,4’-sulphonyldiphenol (bisphenol S; BPS)) (EC番号 201-250-5、CAS登録番号 80-09-1) 用途:パルプ、紙および紙製品、繊維、革または毛皮、化学薬品の製造に使用される。 提案理由:生殖毒性、環境に対する内分泌かく乱性、ヒトの健康に対する内分泌かく乱性 2. パーフルオロヘプタン酸およびその塩類(Perfluoroheptanoic acid and its salts) (EC番号 記載なし、CAS登録番号 記載なし) 用途:REACHに未登録の物質のため、記載なし。 提案理由:生殖毒性、PBT(難分解性、高蓄積性、毒性を有する物質)、vPvB(極めて難分解性で生物蓄積性が非常に高い物質)、ヒトの健康に深刻な影響を及ぼす可能性があると考えられる懸念物質、環境に深刻な影響を及ぼす可能性があると考えられる懸念物質 3. メラミン(Melamine) (EC番号 203-615-4、CAS登録番号 108-78-1) 用途:ポリマーおよび樹脂、コーティング製品、接着剤およびシーラント、革製品、実験用化学薬品に使用される。 提案理由:ヒトの健康に深刻な影響を及ぼす可能性があると考えられる懸念物質、環境に深刻な影響を及ぼす可能性があると考えられる懸念物質 4. 4-ヒドロキシ安息香酸イソブチル(Isobutyl 4-hydroxybenzoate) (EC番号 224-208-8、CAS登録番号 4247-02-3) 用途:物質の製造、コーティング製品、フィラー、パテ、プラスター、モデリング粘土、インク、トナーに使用される。 提案理由:ヒトの健康に対する内分泌かく乱性 5. ビス-(2-エチルヘキシル)テトラブロモフタラートの個々の異性体および/またはそれらの組み合わせのいずれかを含む(Bis(2-ethylhexyl) tetrabromophthalate covering any of the individual isomers and/or combinations thereof) (EC番号 記載なし、CAS登録番号 記載なし) 用途:難燃剤および柔軟なポリ塩化ビニルの可塑剤として使用される。また、ワイヤーおよびケーブルの絶縁、フィルムおよびとシート、カーペット裏地、コーティングされた生地、壁装材および接着剤に使用される。 提案理由:vPvB(極めて難分解性で生物蓄積性が非常に高い物質) 6. ビス(ジオキソホウ酸)バリウム (Barium diboron tetraoxide(訳注 EC名称)) (EC番号 237-222-4、CAS登録番号13701-59-2) 用途:塗料およびコーティングに使用される。 提案理由:生殖毒性 7. 2 ,2 ,3 ,3 ,5 ,5 ,6 ,6-オクタフルオロ-4-(1 ,1 ,1 ,2 ,3 ,3 ,3-へプタフルオロプロパン-2-イル)モルホリンと2 ,2 ,3 ,3 ,5 ,5 ,6 ,6-オクタフルオロ-4-(へプタフルオロプロピル)モルホリンの反応物(FC-770) (Reaction mass of 2 ,2 ,3 ,3 ,5 ,5 ,6 ,6-octafluoro-4-(1 ,1 ,1 ,2 ,3 ,3 ,3-heptafluoropropan-2-yl)morpholine and 2 ,2 ,3 ,3 ,5 ,5 ,6 ,6-octafluoro-4-(heptafluoropropyl)morpholine (FC-770)) (EC番号 203-615-4、CAS登録番号 記載なし) 用途:工場や製造過程での調剤(formulation)または詰め替え(re-packing)、専門職による様々な製品の製造過程で使用される(訳注 FC-770はフッ素系液体)。 提案理由:PBT(難分解性、高蓄積性、毒性を有する物質) 8. 2 ,2’-ビス(4’-ヒドロキシ-3’ ,5’-ジブロモフェニル)プロパン(2 ,2’ ,6 ,6’-tetrabromo-4 ,4’-isopropylidenediphenol(訳注 EC名称) (tetrabromobisphenol-A(訳注 英語名); TBBPA)) (EC番号 201-236-9、CAS登録番号 79-94-7) 用途:反応性難燃剤、高分子樹脂の製造における添加剤難燃剤とし使用される。また、エポキシコーティングされた回路基板、プリント基板、紙と織物に使用される。 提案理由:発がん性 9. 1 ,2-ビス(2 ,4 ,6-トリブロモフェノキシ)エタン(1 ,1’-[ethane-1 ,2-diylbisoxy]bis[2 ,4 ,6-tribromobenzene] (訳注 EC名称)) (EC番号 253-692-3、CAS登録番号 37853-59-1) 用途:REACHに未登録の物質のため、記載なし。 提案理由:vPvB(極めて難分解性で生物蓄積性が非常に高い物質) |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | その他 |
情報源(報道) | 欧州化学品庁(ECHA) |
URL | https://echa.europa.eu/-/have-your-say-nine-proposals-to-identify-new-substances-of-very-high-concern |
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本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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