食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05880440298
タイトル 国際がん研究機関(IARC)、「アリストロキア酸関連がん: 世界的な措置を必要としている公衆衛生上のリスク」と題する論文の論旨を発表
資料日付 2022年7月20日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  国際がん研究機関(IARC)は7月20日、「アリストロキア酸関連がん: 世界的な措置を必要としている公衆衛生上のリスク」と題する論文の論旨を発表した。概要は以下のとおり。
 IARC及びパートナー機関の研究者は、Nature Reviews Cancer誌に掲載された新しい論文で、アリストロキア酸(aristolochic acids)の変異原性及び発がん性に関する最新のエビデンスを検証している。また、アリストロキア酸関連の発がん性の規模の評価に関して今も残る課題を論じ、アリストロキア酸へのばく露の抑制に対するさらなる無策は、関連するがんの罹患率の動向に広範囲な悪影響を及ぼすと提起している。
 アリストロキア酸は、ウマノスズクサ科(Aristolochiaceae)の多くの植物種に含まれる天然に存在する化合物群である。アリストロキア酸へのばく露は、重篤な腎症、泌尿器がんや肝胆道がんの重大な危険因子であり、その他のがんの重大な危険因子となる可能性もある。それにもかかわらず、アリストロキア酸を含む植物性医薬品(herbal medicinal products)は、不適切な規制のもとで、世界中で製造、販売され続けており、環境ばく露経路の可能性はほとんど注目されていない。
 著者らは、アリストロキア酸へのばく露源の除去が、がんの罹患率の動向に与える影響を推定している。また、アリストロキア酸へのばく露を抑制し、関連するがんを予防するために克服されなければならない障害についても論じている。この包括的な研究は、アリストロキア酸がヒトのがんの発症に及ぼす多面的で有害な、そして完全に予防可能な影響に対する予防策を実施するための論拠を補強することを目的としている。
 当該論文(Nature Reviews Cancer (2022)
, doi.org/10.1038/s41568-022-00494-x)は以下のURLから閲覧可能。
https://www.nature.com/articles/s41568-022-00494-x
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 国際がん研究機関(IARC)
情報源(報道) 国際がん研究機関(IARC)
URL https://www.iarc.who.int/news-events/aristolochic-acid-associated-cancers-a-public-health-risk-in-need-of-global-action/
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