食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05810540384
タイトル フランス公衆衛生局、子供における溶血性尿毒症症候群(HUS)の重症例に関する調査により、特定の食品の摂取と複数の症例との関連性が確認されたと発表
資料日付 2022年3月30日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス公衆衛生局は3月30日、子供における溶血性尿毒症症候群(HUS)の重症例に関する調査により、特定の食品の摂取と複数の症例との関連性が確認されたと発表した。概要は以下のとおり。
 2022年1月1日以降、当局は国内で報告されているHUSの重症例について調査を実施している。疫学・微生物学的分析及びトレーサビリティの分析により、志賀毒素産生性大腸菌によって汚染されたBuitoniブランドのFraich’Upシリーズの冷凍ピザの摂取と複数の症例との関連性が確認された。
 3月18日、当該企業は予防措置として、2021年6月から販売されたBuitoniブランドのFraich’Upシリーズの全てのピザ製品の撤去・リコールを実施した。当局は結集して、特に様々な流通経路における一万件以上の管理作業を通して、実施された撤去・リコール措置の有効性の確保にあたっている。
・消費者への勧告
 BuitoniブランドのFraich’Upシリーズのピザを持っている場合、当該製品を摂取せずに廃棄すること。また、各家庭は冷凍庫に当該製品がないことを確認すること。冷凍庫内に箱から出された状態の冷凍ピザがあり、そのブランド名やシリーズ名がはっきりと特定できない又は分からない場合は、食べずに廃棄すること。
 当該リコール対象製品の摂取後、10日以内に下痢、腹痛、嘔吐の症状がある場合、又は、15日以内に強い疲労感、蒼白、乏尿、色の濃い尿の徴候を示す場合は、すぐに医師の診察を受け、当該食品の摂取を報告することが重要である。摂取後15日以内に症状がない場合は、心配する必要はない。
・現況
 2022年3月28日現在、75例が調査中であり、そのうち41例が類似した特徴を持つHUSであることが確認されている。すなわち、3月17日時点の状況と比べて、14例増加している。他の34例については現在調査中である。これらの75例はフランス本土の12地域圏で発生している(オー=ド=フランス地域圏(16例)、ヌーヴェル=アキテーヌ地域圏(11例)、ペイ・ド・ラ・ロワール地域圏(10例)、イル=ド=フランス地域圏(9例)、ブルターニュ地域圏(7例)、グラン・テスト地域圏(5例)、オーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地域圏(4例)、サントル=ヴァル・ド・ロワール地域圏(4例)、プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール(3例)、ブルゴーニュ=フランシュ=コンテ地域圏(2例)、ノルマンディー地域圏(2例)、オクシタニー地域圏(2例))。罹患した子供の年齢は1歳~18歳(年齢中央値は7歳)で、2人が死亡している。
 当該調査状況に関するプレスリリース(2ページ)は以下のURLより入手可能。
https://www.santepubliquefrance.fr/content/download/423775/3411761
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス公衆衛生局
情報源(報道) フランス公衆衛生局
URL https://www.santepubliquefrance.fr/presse/2022/cas-graves-de-syndrome-hemolytique-et-uremique-shu-chez-l-enfant-de-nouveaux-cas-signales-les-autorites-sanitaires-rappellent-les-conduites-a
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