食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05740230149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、キャラウェイ中の(キザロホップPエチルの使用から生じる)キザロホップに対する現行の最大残留基準値(MRL)の改正に関する理由を付した意見書を公表
資料日付 2021年12月20日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は12月20日、キャラウェイ中の(キザロホップPエチル(quizalofop-P-ethyl)の使用から生じる)キザロホップ(quizalofop)に対する現行の最大残留基準値(MRL)の改正に関する理由を付した意見書(2021年11月15日承認、32ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2021.6957)を公表した。概要は以下のとおり。
 欧州議会及び理事会規則(EC) No 396/2005第6条の規定に従って、Nissan Chemical Europe社はキャラウェイへのキザロホップPエチルの欧州連合(EU)北部での使用を可能にするために、キャラウェイ中のキザロホップに対する現行のMRLを改正するようフィンランドの管理当局に申請書を提出した。
 申請を裏付ける提出データは、キャラウェイへのMRL案を導出するのに十分であった。バリデーションがとれた0.01 mg/kgの定量限界(LOQ)で、検討対象の作物中のキザロホップPエチルの使用の結果生じるキザロホップの残留物を管理するのに適切な分析法が利用可能である。
 リスク評価の結果に基づき、EFSAは、報告された農業生産工程管理に従ったキザロホップPエチルの使用の結果生じる残留物の短期的及び長期的摂取が消費者の健康にリスクを及ぼすことは考えにくいと結論付けた。
 しかしながら、MRLのレビューは、認可更新の過程で主作物及び輪作作物中に特定されたフェノキシ代謝物の毒性学的関連性を再検討するよう勧告したため、残留物の定義及び消費者リスク評価はこの情報の評価を受けて再検討される可能性があることに留意すべきである。さらにEFSAは、代謝試験が植物の代謝が当該有効成分の異性体比率に影響する可能性を調査しなかったことを強調した。この点に関する更なる調査が原則として必要である。したがって、EFSAは当該有効成分の認可更新の枠組みでこの点を再検討することを勧告する。 
 EFSAによるMRL改正案は以下のとおり。
品名      現行MRL mg/kg      MRL改正案 mg/kg
キャラウェイ    0.05             0.04
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6957
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