食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05740030344
タイトル ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA)、フランドル地方のフードチェーン向け食品におけるPFASに関する詳細調査を完了したと報告
資料日付 2021年12月22日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA)は12月22日、フランドル地方のフードチェーン向け食品におけるPFASに関する詳細調査を完了したと報告した。概要は以下のとおり。
 当該調査の目的は、フランドル地方、特に歴史的にPFASによる汚染が全く発生していない地域で、商業用食品におけるPFASの存在量に関する完全かつ最新の状況を把握することであった。調査結果は、食品中のPFASについて基準の設定を進めている欧州委員会(EC)に伝えられた。
 2021年8月~11月に、フランドル地方の複数の農場産の食品から175のサンプルを採取した。測定地点は、フランドル地方がPFAS及び他の環境汚染物質に関する土壌調査の枠組みで使用した場所に基づいており、過去にPFASによる汚染がないことを前提に選定された。欧州食品安全機関(EFSA)が食品を介したPFASへのばく露において重要と見なす4種類のPFAS(パーフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)、パーフルオロオクタン酸(PFOA)、パーフルオロノナン酸(PFNA)、パーフルオロヘキサンスルホン酸(PFHxS))について、すべてのサンプルを分析した。どのサンプルも、欧州の基準がない場合の制限値として、AFSCAが使用している現行の介入基準値(action limit)を超えていなかった。
 植物製品に関しては、ジャガイモ、インゲンマメ、カリフラワー、リンゴ及びナシから58のサンプルを採取した。一つのサンプルを除き、PFASは検出されず、カリフラワーの一区画の土地にのみ僅かな量のPFOAが測定された。分析結果は、EFSAがPFAS に関する2020年の報告書で示したこと、すなわち、商業目的で栽培された果物及び野菜が消費者のPFASへのばく露において二次的な役割を果たすということを裏付けている。
 動物製品に関しては、卵、牛乳、鶏肉、豚肉及び牛肉から117のサンプルを採取した。117サンプル中、12のサンプルでPFASが検出されたが、現行の介入基準値は超えていなかった。PFASを含有する12のサンプルは、地理的にフランドル地方全域に分散している。飼育の間、飼育舎に留め置かれていた動物由来の牛乳、卵、肉のサンプルにおいてPFASは検出されなかった。これに対して、屋外飼育の鶏卵(3サンプル)、屋外飼育の鶏肉(2サンプル)、屋外飼育の豚肉(2サンプル)及び屋外飼育の牛肉(5サンプル)から、PFASの内の1種類又は複数種類が検出された。PFOSは最も頻繁に検出されたPFAS類の物質である。調査結果は、卵及び肉におけるPFASの存在量に関して、土壌との接触度の高い屋外飼育は重要な要因になることを明らかにしている。
地域 欧州
国・地方 ベルギー
情報源(公的機関) ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA)
情報源(報道) ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA)
URL https://www.favv-afsca.be/professionnels/publications/presse/2021/2021-12-22.asp
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