食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu05640010105 |
| タイトル | 米国食品医薬品庁(FDA)、食品中のパーフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物(PFAS)に関する最近の活動についての最新情報を公表 |
| 資料日付 | 2021年6月30日 |
| 分類１ | --未選択-- |
| 分類２ | --未選択-- |
| 概要（記事） | 米国食品医薬品庁(FDA)は6月30日、食品中のパーフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物(PFAS)に関する最近の活動についての最新情報を公表した。概要は以下のとおり。 FDAは、食品供給におけるPFASの存在についての理解を深めるための取り組みを継続している。本日FDAは、科学のこの新興分野におけるFDAの業務に関する最新情報を共有する。 1. 最近の検査結果 一般的な食品供給由来の食品中の特定のPFASに関するFDAの最新の検査結果により、94の食品検体のうち1つを除いて、全てが検出可能なレベルのPFASを含有していなかったことが示された。 1検体(マダラ(cod))には、検出可能なレベルのパーフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)及びパーフルオロノナン酸(PFNA)の2種類のPFASが含まれていた。入手可能な最新の最も質の高い科学に基づき、FDAはマダラの検体中のPFASレベルがヒトの健康への懸念を示しているとは見ていない。 検査された食品は、トータルダイエットスタディ(TDS)のために収集されたもので、平均的な消費者が喫食する可能性がある、パン、ケーキ、果物、乳製品、野菜、食肉、家きん肉、魚類及びボトル入り飲料水等、一般的な食品供給にある幅広い食品を表しており、既知の環境PFAS汚染地域から特別に収集されたものではない。 この特定の種類の食品の検体数は限られているため、決定的な結論を出すために用いることはできない。PFASについてTDS検体を検査する目的は、食品中のPFASの存在についての理解を深め、特定の食品に対象を絞った検体採取業務が必要かどうかを判断し、将来の監視活動への取り組みのために情報を得ることである。 2. 魚介類の調査 FDAが掲載したデータに示されているように、PFASは3か所のTDS地域の収集物由来の魚介類3検体(マダラ1検体及び及びティラピア2検体)で検出され、魚介類中のPFASについての理解を深める必要があることが示唆されている。そのため、FDAは、米国で最も一般的に消費されている魚介類についての対象を絞った調査を実施している。当該調査では、エビ、サケ、ツナの缶詰め、ティラピア、スケトウダラ(pollock)、マダラ、カニ及びアサリ等、小売魚介類の80検体を収集して分析する予定である。当該PFAS調査結果は、魚介類の検体数を増やして追加の検体採取が必要かどうかを判断するために使用される。 3. 毒性学的参照値 FDAが、PFAS等の食品中の化学汚染物質を検出可能なレベルで確認した場合、FDAは安全性評価を実施して、そのレベルがヒトの健康への懸念を示しているかどうかを評価し、FDAの更なる措置を保証する。FDAのアプローチでは、設定された措置基準(action level)又は基準値があるかどうか、人々が通常喫食する特定の食品の量はどのくらいか、その食品で検出された汚染物質のレベル及び特定の汚染物質(類)の毒性等、多数の因子が考慮されている。食品由来のPFASへのばく露の安全性を評価するために、入手可能な最新の最も質の高い科学を使用するFDAの継続的な取り組みの一環として、FDAはPFASの科学的文献及び入手可能な毒性学的参照値を監視し、必要に応じて評価に使用する値を更新する。最近FDAは、毒性物質疾病登録庁(ATSDR)の2021年5月のパーフルオロ化合物(perfluoroalkyls)の毒性学的プロファイルで最終決定された最小リスクレベル(Minimal Risk Level: MRL)を、また同じく2021年に最終決定された新しい米国環境保護庁(EPA)の参照用量(※)とともに、食品中で検出された特定のPFASへのばく露の安全性評価において使用し始めた。 詳細情報は、以下のURLから入手可能。 ・2021年TDS検体でのPFAS分析結果(3ページ) https://www.fda.gov/media/150338/download ・EPAが2021年4月8日に公表したパーフルオロブタンスルホン酸(PFBS)の毒性評価の更新に関するニュース記事(※関連) https://www.epa.gov/newsreleases/epa-releases-updated-pfbs-toxicity-assessment-after-rigorous-scientific-review-0 ・食品中のPFASに関するQ&A(2021年6月30日更新) https://www.fda.gov/food/chemical-contaminants-food/questions-and-answers-pfas-food |
| 地域 | 北米 |
| 国・地方 | 米国 |
| 情報源（公的機関） | 米国/食品医薬品庁（FDA） |
| 情報源（報道） | 米国食品医薬品庁（FDA） |
| URL | https://www.fda.gov/food/cfsan-constituent-updates/fda-issues-update-recent-activities-pertaining-pfas-food |
（※注）食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要（記事）は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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