食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05580390305
タイトル 欧州連合(EU)、全動物種に使用する官能的添加物としてのオウシュウヨモギに由来するチンキの認可を官報で公表
資料日付 2021年3月10日
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概要(記事)  欧州連合(EU)は3月10日、全動物種に使用する官能的添加物(sensory additive)としてのオウシュウヨモギ(Artemisia vulgaris L.)に由来するチンキ(ヨモギチンキ(Mugwort tincture))の認可に関する欧州委員会施行規則(EU) 2021/421を官報(PDF版4ページ)で公表した。
 欧州議会及び理事会規則(EC) No 1831/2003は動物栄養において使用する添加物の認可並びにその根拠及び手続きを規定している。
 同規則第7条の規定に従って、全動物種に使用する飼料添加物としてのオウシュウヨモギに由来するチンキの認可を求める申請書が提出された。当該申請は、全動物種に使用する飼料添加物としてのオウシュウヨモギに由来するチンキ(当該添加物)の認可に関する。申請者は、当該添加物を添加物カテゴリーの「官能的添加物」に分類するよう要請した。
 欧州食品安全機関(EFSA)は2019年10月及び2020年7月の意見書において、当該添加物は提案された使用条件下で、動物の衛生、消費者の安全及び環境に有害影響を及ぼさないと結論付けた。EFSAは当該添加物が皮膚/眼の刺激物及び皮膚の感作性物質である可能性に関して結論を導出することができないと述べた。したがって、欧州委員会は、ヒトの健康、特に当該添加物の使用者への有害影響を防止するために、適切な予防措置を講じるべきであると考える。
 EFSAはまた、オウシュウヨモギ及びその抽出物は食品を風味付けすると広く認識されており、飼料中のそれらの機能は本質的に食品中の機能と同じであり、したがって有効性を更に示すことは不要であると結論した。EFSAは販売後のモニタリングに関する特定の要件が必要であるとは考えていない。EFSAはリファレンスラボラトリーにより提出された飼料中の当該飼料添加物の分析法に関する報告書についても検証した。
 オウシュウヨモギに由来するチンキの評価は、規則(EC) No 1831/2003第5条に規定されている認可の条件を満たしていることを示している。したがって、当該物質の使用を認可すべきである。
 より適切な管理が可能となるように、制限及び条件を付すべきである。特に推奨含有量を当該飼料添加物のラベルに表示すべきである。その含有量を超過する場合は、プレミックスのラベルに特定の情報を表示すべきである。
 当該添加物が飲用水中の香料としての使用が認可されていないという事実は、水を介して給与される配合飼料中への当該物質の使用を排除しない。
 以上の観点及び経過から、欧州委員会施行規則(EU) 2021/421を採択する。
第1条 本付属書に規定されるオウシュウヨモギに由来するチンキは、添加物カテゴリーの「官能的添加物」、機能グループの「香料化合物」に属しており、本付属書に規定される条件に従って動物栄養における飼料添加物として認可する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州連合(EU)
情報源(報道) 欧州連合(EU)
URL https://eur-lex.europa.eu/legal-content/EN/TXT/PDF/?uri=CELEX:32021R0421&from=EN
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