食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05540630149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、α-リポ酸(チオクト酸)の摂取とインスリン自己免疫症候群リスクとの関連性に関する科学的意見書草案について公開協議の開始を通知
資料日付 2021年1月28日
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概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は、2月28日、α-リポ酸(alpha-lipoic acid(ALA)、別名チオクト酸(thioctic acid))の摂取とインスリン自己免疫症候群リスクとの関連性に関する科学的意見書草案について公開協議の開始を通知した。概要は以下のとおり。
 欧州委員会からの要請を受け、EFSAの栄養、新食品及び食物アレルゲンに関するパネル(NDAパネル)により起草された本意見書草案では、α-リポ酸(チオクト酸)の摂取とインスリン自己免疫症候群(IAS)リスクとの関連性に関するデータについて議論し、食品に添加されるALAが一般集団又は脆弱な亜集団においてIASを誘発しないと予想される用量を設定可能か否か調査している。
 本要請は、食品へのビタミン、ミネラル及びその他の特定物質の添加に関する規則(EC) No1925 / 2006第8条(2)に基づく手順を参照する。自己免疫疾患のように古典的な毒性試験が評価に使用できない場合、食品、物質の安全性評価のために定められた既存の規則は存在しない。
 本草案では、α-リポ酸の摂取とIASの進行に関する49の症例報告に着目した、包括的な文献検索から取得された科学的エビデンスに基づく。NDAパネルは、食品に添加されるα-リポ酸の摂取(食品サプリメントを含む)は、特定の遺伝的多様性を持つヒトにIASの進行リスクを高めることに繋がると考えられると結論している。
 α-リポ酸がIASのリスクを高める可能性がある機序は十分に解明されていない。EFSAは食品中に内在するα-リポ酸とIASとの関連についてエビデンスを特定していない。関連する遺伝的多型を持つヒトは遺伝子検査をしなければ容易には特定できない。利用可能な限られたデータと欧州におけるIASの低い罹患率に基づき、α-リポ酸の摂取後のIASの進行に関連するリスクを、一般集団に関しても遺伝的に感受性が高い個人に関しても、正確に定量化することはできない。それ以下であればIASが発症しないと考えられるα-リポ酸の用量は個人により異なると考えられ、利用可能なデータに基づき特定することはできない。
 2021年2月25日まで、提供されている電子テンプレートを用いた書面による意見を公募する。EFSAは、ステークホルダーから基準を満たして提出される全てのコメントを評価し、関連があると判断された場合は考慮に入れる。
 提出されたコメントは公表され(科学的意見書最終稿と共に公表されるEFSAの報告書の一部として)、別の状況においてEFSAにより再利用される可能性がある。
 科学意見書草案はPDFファイルとしてとして本通知ページから入手可能。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/consultations/call/public-consultation-draft-opinion-relationship-between-intak
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