食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05540300104
タイトル 米国疾病管理予防センター(CDC)、デリミートに関連した複数州にわたるリステリア集団感染に関する情報を最終更新
資料日付 2021年1月28日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
概要(記事)  米国疾病管理予防センター(CDC)は1月28日、デリミート(加工肉食品)に関連した複数州にわたるリステリア集団感染に関する情報を最終更新した。概要は以下のとおり。
1. 当該集団感染は終息した。進行中の集団食中毒がない場合であっても、リステリア菌に感染するリスクが高い人は、デリミートの喫食を避けるべきである。ただし、中心温度が華氏165度(73.9℃)になるまで、又は湯気が出るほどに熱く加熱されている場合はこの限りでない。
2.妊娠中、65歳以上、あるいはがん、糖尿病、肝臓又は腎臓病、アルコール依存症あるいはHIV等の病状のために免疫機能が低下している場合は、リステリア菌に感染するリスクが高くなる。ステロイドや化学療法等、体が疾病と戦うのをより困難にする治療もまた、リステリア感染の可能性を高め得る。これらの集団にあてはまらない場合、リステリア菌で病気になる可能性は低い。
3. CDC、複数州の公衆衛生及び規制当局並びに米国農務省食品安全検査局(USDA-FSIS)はデリミートに関連した複数州にわたるリステリア・モノサイトゲネス集団感染に関して調査を行った。
4. 2021年1月26日時点で、リステリア・モノサイトゲネス集団感染株の感染者が合計12人、4州(マサチューセッツ州、ニューヨーク州、フロリダ州、ルイジアナ州)から報告された。
5. 患者からのリステリア菌検体は、2020年8月6日から10月30日までの間に収集された。患者の年齢は40歳から89歳、年齢中央値は81歳であった。患者の83%は女性であった。12人の患者全員が入院し、フロリダ州から死亡者1人が報告された。
6. 疫学的なエビデンスによって、デリミートが、当該集団感染の原因である可能性が高いことが示された。
7. 州及び地方の公衆衛生当局は、患者が発症前の1か月間に喫食した食品について聞き取り調査を行った。聞き取り調査を行った11人全員が、サラミ、モルタデッラ(ボローニャ・ソーセージ)及びプロシュート(生ハム)等のイタリアンスタイルのデリミートを喫食したと報告した。患者らは、様々な場所で包装済みのデリミート及びデリカウンターで薄切りにされた食肉を購入したと報告した。
8. USDA-FSIS及び州当局は、デリミートの共通の供給業者を見つけるために患者がデリミートを購入した店舗から収集した記録を検討した。また、患者が喫食したと報告したデリミート製品を検査した。しかし、当該集団感染の原因として、共通の供給業者や特定の種類のデリミートを見出すことはできなかった。
9. 1月28日の時点で、本集団感染は終息している。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/疾病管理予防センター(CDC)
情報源(報道) 米国疾病管理予防センター(CDC)
URL https://www.cdc.gov/listeria/outbreaks/delimeat-10-20/index.html
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