食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05540280105
タイトル 米国食品医薬品庁(FDA)、葉物野菜に関連した腸管出血性大腸菌O157:H7集団感染(2020年12月)に関する検体分析の終了、集団感染株の検出及び今後の最終報告について公表
資料日付 2021年1月27日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国食品医薬品庁(FDA)は1月27日、葉物野菜に関連した腸管出血性大腸菌O157:H7集団感染(2020年12月)に関する検体分析の終了、集団感染株の検出及び今後の最終報告について公表した。概要は以下のとおり。
 FDAは、米国疾病管理予防センター(CDC)並びに州及び地方の関係機関とともに、2020年の秋に発生した複数州にわたる腸管出血性大腸菌O157:H7集団感染を調査した。疫学及び遡及調査により、当該集団感染は葉物野菜と関連していることが判明したが、葉物野菜の種類は特定できなかった。2020年12月22日、CDCは、当該集団感染は終息したとみられると発表した。当該集団感染は、2019年秋のロメインレタスによる集団感染に関係した菌株と遺伝的に近縁な大腸菌株によって引き起こされたと、2020年10月28日にFDA及びCDCによって発表された。
 FDAは、患者への聞き取り調査で特定された複数の種類の葉物野菜の遡及調査を完了した。葉物野菜の共通の供給元となる単一の農場は特定されなかったが、FDA及び州の関係機関は関連のある農場についても現地調査を実施した。
 大規模な環境検体採取を実施するために、当該地域の数十の農場にチームが派遣された。なお、葉物野菜に志賀毒素産生性大腸菌(STEC)は確認されなかった。現地調査の一環として、汚染につながった可能性のある要因を特定するために、チームは対象農場とその周辺で環境検体採取を実施した。土壌、動物の糞便、堆肥、水及びその他の環境由来の検体が収集、分析された。
 検体の実験室分析が現在完了したところである。分析により、畜牛の糞便1検体で集団感染株との一致が確認された。当該検体は遡及調査で特定された葉物野菜又はその他の食品が栽培された場所から坂を上る道路沿いでの追跡調査中に収集された。当該調査結果は、栽培期及び収穫期に大腸菌がどのように生産物を汚染したかについての明確な情報を提供するものではないが、より狭く定義された栽培地域で再び集団感染を引き起こし、潜在的に継続的な汚染源となり得る腸管出血性大腸菌O157:H7菌株の存在を確認するものである。
 現時点では、FDAの調査活動は終了している。 FDAは当該集団感染の所見の評価を継続しており、詳細な報告は近日中に公開される予定である。当該報告書には、調査結果に基づき作成された勧告が含まれる。
 その間、FDAの葉物野菜行動計画で勧告されているように、FDAは引き続き栽培者に対し、腸管出血性大腸菌O157:H7及びその他のSTECの持続的な保有宿主(reservoir)である家畜の存在に関連する場合は特に、近隣の土地利用慣行に関連するリスクの評価及び低減を行うよう勧告する。
 勧告:CDCは、当該集団感染は終息したと宣言している。消費者、小売業者又は供給業者に対する勧告はない。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/食品医薬品庁(FDA)
情報源(報道) 米国食品医薬品庁(FDA)
URL https://www.fda.gov/food/outbreaks-foodborne-illness/outbreak-investigation-e-coli-leafy-greens-december-2020
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