食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05540080149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、生後16週齢未満の乳児用の食品中の食品添加物としてのペクチン(E440i)及びアミド化ペクチン(E440ii)の再評価、及び全集団グループ用の食品中に用いる食品添加物としてのそれらの再評価の追跡調査に関する科学的意見書を公表
資料日付 2021年1月29日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は1月29日、生後16週齢未満の乳児用の食品中の食品添加物としてのペクチン(E440i)及びアミド化ペクチン(E440ii)の再評価、及び全集団グループ用の食品中に用いる食品添加物としてのそれらの再評価の追跡調査に関する科学的意見書(2020年12月15日採択、57ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2021.6387)を公表した。概要は以下のとおり。
 ペクチン及びアミド化ペクチンは2017年、EFSAの旧「食品添加物及び食品に添加される栄養源に関する科学パネル」(ANSパネル)により再評価された。
 この評価の追跡調査として、EFSAの「食品添加物及び香料に関する科学パネル」(FAFパネル)は生後16週齢未満の乳児用(※訳注)の食品中の食品添加物として使用されるペクチン類(E440i、E440ii)の安全性を評価するよう要請された。さらにFAFパネルは、同じ食品添加物の再評価の間に特定された問題に対応するよう要請された。
 評価過程では、リスク評価を完了するために要請された情報を関連事業者が提供できるようにデータ募集が公表された。このデータ募集への対応として提出された情報に基づき、FAFパネルは現行の規格、特に毒性元素(ヒ素、鉛、カドミウム、水銀)及び二酸化硫黄に関する規格を改正し、アルミニウム及び微生物学的基準(好気性菌類、真菌類及びカビ類、大腸菌、サルモネラ属菌、クロノバクター(エンテロバクター)・サカザキ)に関する新たな規格を導入することが適切であると考えた。
 データ募集の間に、新生子豚に関する試験、臨床試験及び上市後のデータが利用可能になった。臨床試験の低い内部妥当性(internal validity)のため、FAFパネルはそれらの試験からリファレンスポイントを導出できなかったが、適切な子豚の試験の結果がリファレンスポイントを導出するのに役立つ可能性があると結論した。
 ペクチン類へのばく露量に関する安全マージンを算出する際、いくつかのシナリオに関して1を下回った。最大許容値(maximum permitted levels: MPL)で、生後16週齢未満の乳児において有害な健康影響に繋がるメタノールが体内で生産される可能性がある。FAFパネルは、ペクチン及びアミド化ペクチン、並びにメタノールへのばく露量を低減するために、食品区分13.1.5.1(特別医療目的の乳児用食事療法食品及び乳児用特別調製乳)及びFC13.1.5.2(欧州委員会指令1999/21/ECで定義する特別医療目的の乳児用及び幼児用食事療法食品)中のペクチン及びアミド化ペクチンのMPLの引き下げを推奨した。
(※訳注) 生後16週齢未満の年齢がガイダンスで選ばれたのは、この週齢以前に補完食が導入されることは想定されておらず、乳児はこの週齢まで唯一の食品源として調製乳にばく露されるためである。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6387
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